都市と自然が調和する新しい空間「REMN YOYOGI」
東京都渋谷区に新たに完成した「REMN YOYOGI」は、代々木駅から徒歩2分という至便なロケーションにその姿を現しました。株式会社TRIADが手掛けたこの建物は、商業とオフィスが調和するスペースとして、都市の特性を最大限に活かした設計が特徴です。
「Urban Dialogue」のコンセプト
「REMN YOYOGI」の設計理念の中心には、「Urban Dialogue」という言葉があります。これは都市と建築、人々との対話を意味しています。設計チームは、街の景観との調和を重視しながらも、限られた敷地を最大限に活用する方法を探求してきました。街角に位置するこの建物は、周囲の環境と柔軟に関わりながら、人々を迎える開放的な雰囲気を持っています。
挑戦された空間利用
このプロジェクトでは、限られた面積に対して柔軟に対応できる空間の設計が実現されています。例えば、3面をガラス張りにすることで、外からの視認性を確保すると同時に、自然光を取り入れることに成功しました。1階部分はエントランスから直にアクセスでき、商業スペースとしての利便性が高められています。また、限られたフロアには効果的に給湯設備やトイレを配置し、テナントが自由にレイアウトできるよう工夫がされています。
自然素材の巧みな使用
一方で、ビル全体の無機質な印象を避けるために、設計者は木材などの自然素材を取り入れています。3〜9階のフロアには無垢の木フローリングが使用され、温かみのある空間を演出しています。また、街を歩く人々に柔らかさを感じさせるために、軒裏にも木板が使われています。1階にはオリーブのシンボルツリーが植栽されており、このエリアの歴史的な木造建築の記憶を新しい建物に継承しています。
建物の詳細
「REMN YOYOGI」は、地上10階建てで、用途は飲食店および事務所として特化されています。以下は、建物に関する主なスペックです。
- - 所在地: 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目25番7号
- - 敷地面積: 89.31㎡
- - 延床面積: 566.07㎡
- - 各階面積: 1F 46.13㎡、2F 54.70㎡、3F〜9F各51.67㎡、10F 51.73㎡
TRIADの思想
TRIADがこのプロジェクトに込めた思いは、過去の記憶と未来の変化を融合させ、再構築することです。彼らの名は、「REMN」(名残・残響)の意味を持ち、都市の余白や周辺環境との新たな関係性を探求しています。これは地域の特性を最大限に引き出し、新しい価値を創造するための探求といえます。
未来へと向かう「REMN YOYOGI」
「REMN YOYOGI」は、都市空間の再生を図る新たなコミュニティスペースとして、2026年7月に竣工を迎えます。都心の利便性と自然素材の温かみを兼ね備えたこの建物が、どのように地域に溶け込んでいくのか、その成長が楽しみです。