レクストホールディングスが「Resily」を導入
レクストホールディングス株式会社は、企業のパフォーマンスを最大化するクラウドOKRサービス「Resily(リシリー)」を導入した。このサービスは、目標設定と達成を効率的に行うための手法であるOKR(Objective & Key Results)を活用しており、特に成長企業の間で注目されている。
導入の背景
レクストホールディングスは、リユース業界で活躍する株式会社REGATEや不動産業を手掛ける株式会社リアルエステートなど、多様な事業を展開するHoldings会社である。今後は新規事業の設立や既存事業の買収を進める計画があるため、社内の人材も多様化し、それに伴い異なるバックグラウンドを持つメンバーが集まることになるだろう。
このような状況を踏まえ、レクストホールディングスは、事業成長を迅速に進められる組織づくりとそのためのフレームワークを模索してきた。その結果、OKRの導入および運用には「Resily」を選択した。
導入の狙い
1. ビジョンの体現と風土の変革
同社は、スピード感を持って新しい事業を立ち上げていく中で、企業全体のビジョンを明確にし、全てのメンバーがその理解を深められるよう努めている。Resilyの「OKRマップ」を活用することで、目標達成のための具体的な成果や行動を視覚的に捉えやすくなり、各事業のアクションプランや進捗状況を把握できる。これにより、全社的にビジョンに基づいたコミュニケーションが促されると考えられている。
2. 階層を越えた成果の称賛と情報共有の促進
Resilyには「ミーティングボード」機能が搭載されており、これを通じて従業員は自分の成果や課題を社内で共有することができる。この仕組みを利用することで、全てのメンバーが各自の達成や達成に至るための課題を確認し合うことが可能。互いに成果を称賛しあう文化が育まれ、また上位のマネジメント層は現場の課題に瞬時に気づくことができるため、事業推進をサポートしやすくなる。
期待される効果
Resilyの導入によって、各事業がレクストホールディングス全体のビジョンを維持したまま自らのアクションプランを設定することが可能となる。この新たな仕組みにより、同社は数多くの新規事業を迅速に立ち上げ、地域社会や顧客のニーズに応じた新たなサービスを提供することが期待されている。また、Resilyの機能はその流れを不可欠なものにするだろう。
OKRとは
OKR、すなわち「Objective and Key Results」は、目標と主要な成果を結びつけるための手法であり、多くの成功企業、特にグーグルなどで広く採用されている。これにより、チームや個人が自身の目標を企業全体の目標に整合させる能力を強化する。
企業情報
レクストホールディングス株式会社
- - 設立:2016年4月1日
- - 事業内容:リユース事業・古物販売を行う株式会社REGATEおよび不動産事業を行う株式会社リアルエステートを傘下に持つ生活総合商社。
- - 所在地:大阪府大阪市中央区本町2-6-10 本町センタービル7F
- - URL:レクストホールディングス
Resily株式会社
- - 設立:2017年8月8日
- - 事業内容:法人向けクラウドOKRサービス「Resily」の企画、開発、販売を行っている。
- - 所在地:東京都渋谷区渋谷3-1-8オーベル604
- - URL:Resily