パンチ工業株式会社 宮古工場が職業能力開発関係厚生労働大臣表彰を受賞
岩手県にあるパンチ工業株式会社の宮古工場が、職業能力開発関係厚生労働大臣表彰を受けたことが発表されました。この栄誉は、認定職業訓練や技能検定の実施に対する長年の努力と卓越した貢献が認められた結果です。
この表彰制度は、職業能力の向上と若手技能者の育成を目的とし、模範的な団体や個人を表彰するものです。宮古工場は、長きにわたり技能検定の実施に寄与したことが評価され、岩手県からの推薦を受けて今回の受賞に至りました。
表彰式の様子
表彰式は2023年11月18日(火)に東京の明治記念館 富士の間で行われ、200名を超える関係者が出席する華やかなイベントとなりました。この場で、宮古工場は多くの支持者や協力者に感謝の意を示し、その功績を分かち合いました。
技能検定とは
技能検定は、労働市場において必要とされる様々な技能を持つかどうかを評価する国家的な制度です。日本では現在133職種がある中、合格者には技能士としての資格が与えられ、全国的に認知されることとなります。当社では、特に金属加工において、特級2名を含む161名の技能士を有しています。多能工として複数の工程を操る社員も存在し、技術の深みが感じられます。
代表者のコメント
宮古工場長の佐藤秀和は、「私たちの企業のビジョンは、ものづくりを通じて社会に貢献することです。今回の表彰は、私たち全員の努力を認めていただいた結果だと誇りに思っています。これからも技能士の資格を取得する社員を増やし、ものづくりの喜びを次世代に引き継いでいきます」と語っています。
パンチグループの人財開発方針
パンチグループは「人的資本経営」の理念を掲げており、特に2025年を見据えた「Vision60」では、人材開発を重要な柱としています。自発的に考え、行動することができる人財の育成を目指しており、各種研修や人事制度の見直しを進めています。
技能検定合格支援
技能検定のための受験料は企業が負担し、業務時間内に試験準備を行うことができる体制を整えています。また、合格者へのお祝い金も支給され、成功を祝います。
階層別研修制度
「パンチアカデミー」という研修機関を設け、様々な社内向けの教育プログラムを実施しています。これにより社員のスキル向上や主体的な成長を促進し、組織全体の一体感を高めています。
会社概要
パンチ工業株式会社は1975年に設立され、東京都品川区に本社を構えています。主に金型部品や自動化装置、特注機械部品の製造・販売を行っており、売上高は408億円、従業員数は約3,463名に達しています。東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。
この度の表彰を契機に、宮古工場は更なる技術力の向上に努力し、皆様に信頼されるものづくりを続けていく所存です。パンチグループは、この喜びを社員全体で共有し、未来の技術者たちに向けた教育と実践を一層推進していきます。