「てぶくろの日」に寄せられた防災関連手袋の意識調査結果

「てぶくろの日」とは

毎年10月29日は「てぶくろの日」として、日本手袋工業組合により設けられています。この日は、作業用手袋の重要性や必要性を広く知ってもらうことを目的としています。特に、株式会社東和コーポレーションが制定し、毎年実施されているアンケート調査では、手袋の使用状況やその背景が探られています。

近年の調査結果

2025年に実施された「てぶくろの日」記念アンケートでは、全国300名の15〜79歳の男女を対象に調査が行われました。アンケートの結果は以下の通りです。

1. 入手経路の変化

調査によると、手袋の購入場所は「ホームセンター」が最も多く、次いで「100円ショップ・コンビニ」となっています。この傾向は特に女性（23.3%）や10代（61.1%）の利用率が顕著で、ライトな用途でも手袋を求めるニーズが高まっています。これにより、手袋の入手がますます身近になっていることが示されています。

2. 最大の不満は「蒸れ」

ユーザーが手袋を使用する際の最大の不満は「手が蒸れる」ことでした。この問題に対し、重ね履きやインナー手袋を活用する工夫が見られ、タイムリーな対策が求められていることが分かりました。特に、蒸れを防ぐための工夫は、利用者の声を反映した重要な情報です。

3. 防災手袋の認知度

防災のために手袋を常備しているという回答は48.7%にとどまり、前年よりも9ポイント減少しました。この結果は、災害時に必要とされる防護手袋の重要性が十分に理解されていないことを反映しています。また、特に「軍手」が圧倒的に選ばれていることから、機能性に優れた手袋の必要性が進んでいないことも示されています。

4. 有名人の影響

また、作業用手袋が似合うと思われる有名人のランキングでは、ヒロミさんが8年連続で1位を獲得。このことから、メディアを通じた職人技やDIYの推進が、手袋への関心を高めていることが伺えます。

まとめ

再確認すべきは、手袋の種類や用途だけでなく、特に防災時に必要となる手袋の意義です。この調査結果を通じて、手袋を使用することが「身を守るため」にどれだけ重要であるかを再認識する機会となりました。みなさんは、防災の準備としての手袋の必要性を考えたことがありますか？手袋の購入について再評価してみることをお勧めします。手袋は私たちの生活を支える重要なアイテムです。今後も手袋の重要性を広めるための啓発活動を続けていきたいと考えています。