待望の書籍化!『宇宙戦争掲示板 -1人なんかおかしいのがいるけど-』
Web小説サイト「カクヨム」で連載されていたSF掲示板小説『宇宙戦争掲示板 -1人なんかおかしいのがいるけど-』が、2024年7月30日に書籍として発刊されることが決定しました。この作品は著者の福郎氏が手がけ、イラスト・メカデザインには安藤賢司氏が参加しています。書籍版では連載の内容に新たな加筆や改稿が行われ、さらに書き下ろしエピソードも50ページ以上収録されています。
物語の背景
物語の舞台は、異星人であるガル星人との戦争状態にある地球です。現状は、人類が壊滅の危機に瀕しているという非常に厳しいものです。しかし、その戦局を大きく変える存在がいました。それは、一人の圧倒的な力を持つ男です。ここのところ通常のSF物語とは一線を画すのは、実はその主人公が物語の主役ではないという点です。
物語は、主人公に振り回された多くの人々の掲示板上での会話を通じて描かれていきます。異星人の猛攻の中で、地球人たちが掲示板でどのように戦況を議論し、意見を交わしているのかを面白おかしく、また時にはシリアスに描き出しています。この視点が新鮮であり、読者にとっても新たな発見があることでしょう。
特務大尉やガル星人などのキャラクター
本作の中で特に注目すべきキャラクターは「特務大尉」、別名「特務」です。彼は、絶望的な状況においてガル星人との宇宙戦争を1人でひっくり返したという強力な軍人です。彼の本名や出自については多くが謎に包まれており、そのミステリアスな存在が物語に深みを与えています。
異星人の中でも特に目を引くのは「ガル星人」、通称「タコ」です。彼らは数々の文明を滅ぼしてきた恐ろしい異星人で、圧倒的な科学力を持ちながら人類を滅ぼすのも時間の問題とされていました。ところが、この物語の中では彼らの思惑が一筋縄ではいかない様子がつぶさに描かれます。
また、物語中に登場する「リヴァイアサン」という超大型戦艦や、「カブトムシ」と名付けられた超大型多脚戦車の存在も重要な要素です。これらは特務大尉によって鹵獲され、逆に人類の戦力となっていく過程も、一つの面白い描写として読者の心をつかむことでしょう。
特典情報と詳細
『宇宙戦争掲示板』の書籍購入者には、豪華特典として設定集のフルカラー版PDFがダウンロード可能です。また、ゲーマーズやメロンブックスでは特典付きの販売も予定されています。詳細については各店舗で確認できます。
この作品はSFファンにとって、心を躍らせる内容となっています。なぜなら、通常のヒーローがいない中での戦争を描くことによって、名もなき兵士たちの奮闘とその精神が新たな感動をもたらしているからです。ぜひ、一度手に取ってみてください。
書籍情報は以下の通りです:
- - 書名:宇宙戦争掲示板 -1人なんかおかしいのがいるけど-
- - 著者:福郎
- - イラスト/メカデザイン:安藤賢司
- - 定価:1,430円(本体1,300円+税)
- - 発売日:2024年7月30日(火)
- - 判型:B6判
- - 商品形態:単行本
- - ページ数:304ページ
- - ISBN:978-4-04-737294-8
- - 発行:株式会社KADOKAWA
この作品があなたのSF作品観を変える一冊になることを願っております。