現代アートの新しい風景を体感する「LIVING with ART」展
大坂の阪急インテリアスタジオで開催されている「LIVING with ART」展は、現代美術家である婁正綱(ろうせいこう)と名和晃平(なわこうへい)による魅力的なコラボレーションです。この展覧会は、アートが日常生活にどのように溶け込んでいるかを探求し、観衆に新たな視点を提供します。
アートと日常の融合
「もしも、リビングにアートがあったなら」をテーマに、展覧会では絵画や彫刻が巧みにコーディネートされています。お互いの作品が引き立て合い、まるで普通の住空間の中でアートが息づいているかのようです。展示されている作品の一つ、婁正綱の無題のアクリル画は130cm四方の大きさを持ち、彼女の独特な創造的視点が色濃く現れています。
名和晃平の「Pixcell – Wild Boar #4」は、彼の代表的なスタイルである混合メディア彫刻の作品です。透明な球体で覆われたこの作品は、物体の表面や本質について考えるきっかけを与えてくれます。
現代美術家のプロフィール
婁正綱の魅力
婁正綱は、中国で書画を学んだ後、1986年から日本に移住し、国際的にアートシーンで活躍しています。彼女の作品は、自然現象をテーマにしたものが多く、「心象風景」や「宇宙」を描いた作品を通じて、独自の美学を表現しています。最近は特に「雲と水の心象風景」をテーマにしており、これにより彼女の長い旅路を反映した感情の表現を行っています。
名和晃平の探求
名和晃平は、「ものの表皮」に着目した作品を発表しており、感覚や思考のメタファーとして素材を扱っています。彼のアートは、熱可塑性接着剤や3D造形システムを用いた、科学的視点を取り入れたものが特徴です。また、京都を拠点に、多様な分野で活動を行う彼は、国際的に高く評価されています。
開催概要
「LIVING with ART」は、2020年11月14日から12月20日まで、大阪・コンフォートQで開催されています。入場は無料で、月曜日から金曜日の10:00から18:00まで、土日祝日は10:00から19:00まで観覧可能です。休館日なしで、気軽に訪問できるのも魅力です。また、阪急うめだ本店からタクシーによる無料送迎も用意されています。
この展覧会を通じて、アートが日常に溶け込む新しい感覚を体験してみてはいかがでしょうか。現代美術の新しい魅力が、きっとあなたの心に響くことでしょう。
詳細情報は、
コンフォートQの公式サイトや、各アーティストの公式サイトでも確認できます。ぜひ足を運んでみてください。