スクールバスの乗降を便利にする「のりおり便り」
株式会社GAHOJINが長野県小諸市で新しい取り組みを始めました。これは、スクールバスの乗降情報を保護者にLINEで通知する「のりおり便り」というサービスの実証実験です。この試みは、株式会社GAHOJINが市立千曲小学校での遠距離通学を支援するために、JRバス関東小諸支店と連携して行います。
具体的な実施内容
今回の実証実験では、小諸市に住む児童約30人が対象です。希望する児童にはそれぞれICカードが配布され、保護者はLINEの公式アカウント「のりおり便り」を友だち追加し、ICカードを登録します。児童がスクールバスに乗る際、あるいは降りる際にこのICカードを読取機にかざすことで、その時刻や停留所の情報が保護者にPush通知されます。
このようにして、保護者は子どもがスクールバスに乗車または降車したことをリアルタイムで把握できるため、安心感を持つことができるのです。また、スクールバスの車内にはICカード読取機が設置されており、乗務員にも乗車や降車の情報が音声で通知されます。これにより、降ろし忘れを防ぐことが期待されています。
安全性と安心感の確保
小諸市の都市計画課によると、今後小学校の統合などでスクールバスの需要が増えると予想されています。そのため、遠距離通学を行う児童の安全性を確保し、保護者に安心できる環境を整備するために、「のりおり便り」のニーズが高まっています。
さらに、JRバス関東小諸支店もこの取り組みに期待を寄せています。他の地域では同様のサービスが普及していますが、地方ではまだ一般的ではありません。そのため、低価格で安全なシステムを提供することに高い期待を寄せています。
株式会社GAHOJINの取り組み
GAHOJINは、コンピューターシステムの企画・研究・開発を手掛け、地域社会の多様な問題解決に取り組んでいます。環境、防災、交通などの分野でのサービス提供を通じて、地方都市を支える活動を行っています。この新しい取り組みもその一環として位置づけられています。
今後もGAHOJINは、地域のニーズに応じた情報提供サービスを拡充し、さらに多くの児童とその保護者に安心できる環境を提供していくことでしょう。
詳細についてはGAHOJINの公式ウェブサイトで確認することができます。
GAHOJINのホームページ。