社員の健康向上サービス
2019-10-29 09:30:09
あいおいニッセイ同和損害保険とフェアワークが業務提携、社員の健康向上を目指す新サービス
業務提携による新たなサービスの創出
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が株式会社フェアワークと業務提携を結び、社内の健康管理を支える新サービス「FairWork pulse」を導入しました。このサービスは、労働安全衛生法に基づくストレスチェックにおいて高ストレスと判定された社員に対して、健康状態の可視化や早期対応を促進するために開発されました。
「FairWork pulse」の背景と意義
近年、企業における健康経営の重要性が高まっています。2015年からは社員数が50人以上の事業所においてストレスチェックが義務化されましたが、その実施率は年々減少しています。これに対して、企業は従業員のメンタルヘルス管理や業務効率の向上に真剣に取り組む必要があります。「FairWork pulse」は、プレゼンティーズムの評価を通じて、企業戦略の一環として従業員の健康をサポートすることを目的としています。
このサービスは、米国で人気のあるパルスサーベイを日本の企業向けにカスタマイズしたものです。「プレゼンティーズム見える化×健康経営」をテーマに掲げており、毎月行われる記名式のパルスサーベイを通じて、社員の健康に関する情報を収集・分析します。この結果に基づいて社内のマネージャーが不調を感じている社員に対して早期にアプローチを行うことができます。
FairWork pulseの具体的な流れ
具体的には、月に1回のペースで社員からのフィードバックを収集し、その集計結果を「プレゼンティーズム・スコア」としてグラフ化します。これにより、社内では見えていなかった問題点を把握し、ただ業務をこなすだけの状態から、より良い職場環境へと変化させることが可能になります。また、カウンセリングサービスや専門職による相談も提供されるため、ストレスの原因を特定し、適切な対策を講じることで、休職や急な退職を防ぐことが期待されています。
フェアワークの取り組み
株式会社フェアワークは2019年に設立され、ストレスチェックの重要性を認識した上で、様々な形で社員の健康管理に関与しています。このたびの提携によって、多様な業種に対応した効率的な健康管理システムの構築を進め、既に多くの企業への導入が決まっています。
気になるのは、こうした取り組みがどのように企業に浸透していくかですが、実際に導入した企業からは、社員の健康状態が改善されたことによる業務効率の向上が報告されています。
結論
あいおいニッセイ同和損害保険とフェアワークの提携により、新サービス「FairWork pulse」が登場しました。このサービスは、プレゼンティーズムによる損失を可視化し、社員の健康と企業の生産性の向上に寄与することが期待されています。今後もさらなる拡張が見込まれ、健康で働きやすい社会の実現に向けた取り組みが蓄積されていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社フェアワーク
- 住所
- 東京都中央区月島1-13-6ウェルネス月島4階
- 電話番号
-
03-5534-8320