美味しさを引き立てる「醤(ひしお)」の世界
最近、健康や美容に関心の高まる中、注目を集めているのが「醤(ひしお)」という調味料です。このたび、株式会社山と溪谷社から、醤を使った発酵料理をテーマにしたレシピ本『醤(ひしお)の発酵料理帖』が4月18日に発売されました。著者の清水紫織さんは、発酵料理研究家であり、発酵の力を活かした新しい料理を提案しています。
新しい調味料「醤(ひしお)」の魅力
醤は、豆麹と麦麹をブレンドして作られた発酵調味料で、今回のレシピ本ではその具体的な活用法が詳しく紹介されています。醤を料理に加えることで、風味が豊かになり、いつもの食事が一層美味しくなります。また、腸内環境の改善にも寄与する発酵調味料として、健康面でも大きなメリットを持っています。
著者である清水紫織さんは、「醤」を使った料理を通じて、食事作りをより楽しく、健康的にすることを目指しています。
使い方のバリエーション
本書では、醤を使った基本的な調味料から、アレンジレシピまでたくさんのアイデアが詰め込まれています。たとえば、基本の醤として「しょうゆ醤」や「玉ねぎ醤」があり、これらを使った料理は実に多岐に渡ります。
さらに、にんにく醤、キムチの素、中華醤、発酵マヨネーズ、発酵ケチャップなど、使用することで一層味わい深い料理が楽しめます。これにより、家庭で簡単に美味しい料理が再現可能になるのです。
発酵料理研究家・清水紫織の足跡
清水紫織さんは、発酵料理教室「神楽坂発酵美人堂」を主宰し、多くの人々に発酵料理の楽しさを伝えています。彼女は妊娠をきっかけに、自らのアレルギーと向き合い、腸内環境を整える重要性に気付くことから、発酵に興味を持ちました。その独自の視点から誕生した料理教室は、多くの生徒に支持される人気を博し、キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶりを見せています。
醤を使ったおすすめレシピ
清水さんのレシピ本では、醤を使った多様な料理が紹介されています。たとえば、「ほうれん草の醤和え」や「鶏肉のにんにく醤唐揚げ」など、どれも簡単に作れるものばかりです。こうした豊富なレシピは、普段の食事はもちろん、特別な日にも活躍することでしょう。
発酵文化の伝承
清水紫織さんは、「0歳からの腸活」をテーマにした食育にも力を入れており、子供たちに発酵食品の良さを伝える活動も行っています。これにより、次世代に発酵文化を引き継ぐ役割を果たしています。
まとめ
発酵料理の楽しさと健康効果を兼ね備えた「醤」の魅力を存分に味わえる『醤(ひしお)の発酵料理帖』は、料理をより美味しく、健康的にしたい方々にとって必携の一冊です。日常の食事に「醤」を取り入れてみてはいかがでしょうか。