blankpadと早稲田大学、最先端心理学による共同研究で「適材適所」を実現
日本の労働生産性向上に向けた取り組みとして、株式会社blankpadと早稲田大学が、最先端心理学に基づいた共同研究を開始しました。この画期的な研究は、パーソナリティデータの分析とマッチング技術の高度化に焦点を当て、一人ひとりの才能を最大限に活かせる環境構築を目指しています。
背景:日本企業における「熱意ある社員」の割合の低さ
Gallup社の調査によると、日本企業で「熱意を持って仕事に取り組んでいる社員」の割合はわずか5%にとどまり、世界最低水準が4年連続で続いています。従来のパーソナリティ分析は、単一の理論に基づく評価にとどまり、真の「適材適所」を実現するための具体的な解決策には至っていませんでした。
blankpadの取り組み:多面的な分析とマッチング技術の開発
この課題に対し、blankpadは2023年から早稲田大学の小塩教授と共に、最新の心理学理論を統合した独自の技術開発に着手しました。これは、「個人と個人」、「個人と組織」、「組織と組織」間の関係性を多角的に分析し、最適なマッチングを実現する技術です。
2024年10月には、Z世代向けの転職マッチングアプリ「blankpad」をリリースし、この技術を実用化。今回の共同研究では、早稲田大学の専門知識とblankpadのデータ収集・マッチング技術を融合することで、更なる高度化と実用化を目指します。
共同研究の目的:信頼性の高いデータに基づくマッチング
本研究の最終目標は、個々のパーソナリティ特性を多面的に理解し、信頼性の高いデータに基づいたマッチングを実現することです。これにより、一人ひとりの才能が最大限に活かされる環境を構築し、ひいては日本企業全体の生産性向上に貢献することを目指しています。
関係者のコメント
株式会社blankpad 代表取締役CEO 篠﨑 健伸氏:「労働人口減少が進む日本において、人材の最適配置による生産性向上は不可欠です。小塩教授との共同研究を通じて、個々人が自分らしさを発揮できる組織づくりに貢献したいと考えています。」
早稲田大学文学学術院 教授 小塩真司氏:「blankpadの技術は、これまでにない人材交流と組織発展の可能性を秘めています。人々の働きがいとウェルビーイング向上に繋がる研究に期待しています。」
blankpadについて
2023年8月設立のblankpadは、パーソナリティ心理学に基づいた独自の「パーソナリティ分析&マッチング技術」を開発するスタートアップ企業です。従来の適性検査では捉えきれなかった「個人と個人」「個人と組織」「組織と組織」の関係性を分析し、最適なマッチングを実現することで、個人のパフォーマンス向上、組織内ストレスの軽減、エンゲージメント向上を目指しています。
まとめ
blankpadと早稲田大学の共同研究は、日本社会全体の生産性向上に大きく貢献する可能性を秘めています。最先端の心理学とテクノロジーを融合したこの取り組みは、今後、企業の人事戦略や人材育成に大きな影響を与えることが期待されます。 この研究の進展から目が離せません。