憧れのハイブランドTOP2:LOUIS VUITTONとHERMÈS
LINEヤフー株式会社が運営する『LINEリサーチ』では、国内の男女15〜69歳を対象に行った調査結果が発表されました。この調査では、憧れのハイブランドやラグジュアリーブランドについての意見を収集し、年代別・性別に分けた好意度も明らかにされました。
ハイブランドへの好意度
調査の結果、全体として『好き』と回答した人は約3割弱。興味深いことに、『どちらともいえない』という回答も同じく約3割を占めました。年代別に見てみると、若年女性が比較的高い好意度を示している一方で、30代の男性は『好きではない』と答える割合が高い傾向にありました。特に、30代男性では『好きではない』とする人の割合が4割を超えており、この年代でのブランドに対する意識の違いを浮き彫りにしています。
若年層の女性では、ハイブランドに対する期待や好意度が高く、特に10代や20代ではこの傾向が顕著です。一方で、同年代の男性からはブランドへの拒否感も見られ、世代を超えた男性全般の間では、これらのブランドに対する関心が薄れつつあることも予想されます。
あこがれのブランドランキング
次に、参加者へ憧れのハイブランドを尋ねたところ、全体で見られたのは「LOUIS VUITTON」と「HERMÈS」の人気が非常に高いことです。これら2つのブランドは、約2割の回答者から支持され、名実ともにトップの地位を確立しています。3位には『TIFFANY & Co.』、4位には『CHANEL』と続き、特に世代別での傾向が浮き彫りとなりました。
世代別・性別の傾向
10代から20代では、女性からの支持が非常に強く、どちらの世代でも『DIOR』や『CHANEL』がランクイン。他方、30代になると『HERMÈS』が第1位に。さらに、40代から60代では再び『LOUIS VUITTON』と『HERMÈS』が上位となっています。
男女別での比較では、男性の1位は『ROLEX』で、特に60代男性の支持が見られました。一方、女性は『TIFFANY & Co.』や『DIOR』が上位に入る傾向があり、これもまた世代の違いが影響を与えているようです。興味深いことに、男性の『この中にはない/特にない』という回答は女性よりも高く、特に10代男性では約6割に達しています。
調査の背景と目的
この調査は、LINEリサーチが保有する700万人以上のアクティブモニターを基にし、若年層の意見も十分に反映されています。特に、LINE端末を使用した調査は、リアルタイム性があり、ユーザーフレンドリーな設計が評価されています。このように、ブランドに対する意識や憧れの傾向を把握することは、マーケティング戦略にも大きな影響を与える可能性があります。
この調査結果は、ブランドの魅力や若年層のトレンドに興味を持つ企業にとって、非常に貴重な情報源となるでしょう。また、今後のブランド戦略を考える上でも、これらの結果を踏まえたアプローチが必要になってくるでしょう。LINEリサーチは今後も四半期ごとに流行調査を行い、その結果を公開する予定です。
LINEリサーチ公式サイトでは、定期的に調査結果やレポートを公開していますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。