生理・PMSのつらさ、3人に1人は「言いづらい」:ツムラ調査が明らかに!
株式会社ツムラは、2021年から「#OneMoreChoiceプロジェクト」を展開し、心身の不調を我慢せず、誰もが心地よく生きられる社会を目指しています。その一環として、11月29日の「#いいにくいことをいう日」を前に「第2回生理・PMSの本音と理解度調査」を実施しました。
調査結果によると、生理を経験した女性の34.2%が生理痛やPMSについて周囲に話したいと思いつつも「言いづらい」と感じており、33.3%は「そもそも人には言いたくない」と回答しました。周囲に話した人の約8割は「伝えてよかった」と実感しており、その理由としては「無理をせずに休むことが大切だと気づいた」「気持ちが楽になった」「隠れて我慢しなくて良くなった」などがあげられています。
生理痛やPMSについて「言いづらい」と感じる理由としては、「相手にわかってもらえない」「みんなも我慢している」「相手を困らせてしまいそう」「症状やつらさを表現しにくい」などが挙げられており、特に10代では「恥ずかしい」と感じている人が多いという結果が出ています。
一方で、生理・PMSについて話しやすい風潮になってきていると感じる人も50.3%おり、生理に関する番組やセミナーの増加、フェムテック商品の登場などが影響していると考えられます。しかし、男女ともに約半数が「生理・PMSについて話題の振り方がわからない」と感じていることから、より理解を深めるための啓発活動が求められています。
霞が関ビル診療所の婦人科医・丸山綾先生は、生理・PMSについて理解し合うためには、正確な知識を持つことと、個人差が大きいことを理解することが重要だと指摘しています。また、気軽に話せる環境が整うことで、ネットやSNS以外で、身近な情報や対処法を共有できるようになることもメリットとして挙げられました。
生理痛やPMSは、つらいと感じたら一人で悩まず、専門医に相談することが大切です。ツムラは今後も「#OneMoreChoiceプロジェクト」を通じて、健やかな社会の実現を目指していきます。
調査結果の詳細
生理痛・PMSの話題に関する、言いづらさの実態
生理を経験した女性の3人に1人は、生理痛やPMSの話を周囲の人に「言いづらい」と感じている。
3人に1人は「そもそも言いたくない」と考えている。
周囲に話した人の約8割は「伝えてよかった」と実感している。
「相手にわかってもらえない」「みんなも我慢している」「相手を困らせてしまいそう」「症状やつらさを表現しにくい」などが、周囲に話せない理由として挙げられている。
10代では「恥ずかしい」と感じている人が多い。
生理痛・PMSの話題に関する本音と風潮
生理痛やPMSのつらさを「もっと気軽に人に伝えたい」と感じる人が8割。
約半数が、以前より生理・PMSについて「話しやすい風潮」になったと感じている。
生理痛やPMSでつらい時に周囲に伝える人は約半数。
周囲に伝える理由として、「現状をわかってほしい」が最も多い。
生理痛やPMSのつらさを伝えた人の8割以上が「伝えてよかった」と実感。
男女ともに約半数が「生理・PMSについて話題の振り方がわからない」と感じている。
生理痛・PMS症状の個人差の程度
生理を経験した人の約85%が生理前後や生理中に痛みやつらさを感じている。
生理前後や生理中の痛み・つらさは人それぞれ。
生理のつらさは「生理中だけ」ではなく「生理前と生理中の両方」ともつらいと感じる人が多い。
男女15,000人に聞いた、生理・PMSの理解度
男性の生理に対する理解度は52.4%、PMSに対する理解度は24.7%。
2年前の調査と比べて、生理とPMSに対する理解度は高まっている。
まとめ
ツムラが行った調査結果から、生理痛やPMSは依然として多くの人が「言いづらい」と感じている課題がある一方で、周囲に伝えることで気持ちが楽になったという声も多く聞かれました。生理・PMSについてオープンに話せる社会の実現に向けて、正しい知識の普及と理解を深めることが重要です。