ハノイの新たなランドマーク、ウエストレイクスクエアハノイの起工式
2023年8月2日、ベトナムのハノイ市において、新たな大規模複合ビル「ウエストレイクスクエアハノイ」の起工式が執り行われました。この建設プロジェクトは、株式会社高島屋の連結子会社である東神開発株式会社が手掛けるもので、ハノイの新たな商業・オフィスエリアとして期待されています。
プロジェクトの背景
「ウエストレイクスクエアハノイ」は、スターレイクプロジェクトの一環として位置づけられています。スターレイクは、ハノイ市中心部から北西に約6kmの距離にあり、186ヘクタールの広さを誇る大規模な都市開発プロジェクトです。将来的には新たな都心として、住宅や商業、オフィス、公共施設が整備され、移転を計画している多国籍大使館エリアにも隣接しています。これは、ハノイの経済成長と生活利便性向上が期待されるプロジェクトです。
ウエストレイクスクエアハノイの概要
新たに建設されるウエストレイクスクエアハノイは、地下1階から地上10階までの複合ビルで、商業フロアには高島屋が初出店します。この商業地区、Hanoi Takashimaya S.C.(ハノイタカシマヤショッピングセンター)には、ハノイの消費者に多様な商品を提供することが期待されています。さらに、7階から10階にはオフィスフロアも設けられ、ビジネス拠点としての役割も果たします。
建設には環境への配慮もなされており、米国のグリーンビルディング協会が設定した「LEED認証」で最高ランクの「プラチナ」を目指しています。これにより、持続可能な開発が実現されるでしょう。
高島屋のグローバル戦略
高島屋グループでは、海外事業を成長戦略の一部として強化しています。ベトナムの高い経済成長と消費市場のポテンシャルを見込んで新たな事業展開を進めています。今回のウエストレイクスクエアハノイは、その一環として位置づけられ、2027年秋には第Ⅰ期開業を予定しています。また、2030年以降には第Ⅱ期の開発も計画されています。
スターレイクプロジェクトの未来
スターレイクプロジェクトは、ハノイ市の西側に広がるタイ湖地区に位置しており、複合的な都市機能が整備されています。交通の便が良く新たなビジネスエリアの形成が期待されるため、今後の発展が注目されます。
このプロジェクトに関連する様々な事業計画も進行中であり、教育分野においてもバイリンガルスクールの開校などが実施されています。これにより、地域の人々にとって魅力的な環境が整い、さらなる活性化が図られるでしょう。
高島屋および東神開発株式会社は、今後も地域のニーズに応じたサービスを提供し、ハノイにおける新たなライフスタイルの創造に寄与していくとしています。
結語
ハノイに新たに誕生するウエストレイクスクエアハノイは、独自のスタイルで地域に新しい価値をもたらすでしょう。今後の進展や開業を心待ちにしながら、このプロジェクトが地域や経済に与える影響に期待が高まります。