エステーと三井住友銀行が共創したヒノキフレグランスカードの取り組み
エステー株式会社と三井住友銀行が共同で開発した新しいフレグランスカードが注目を集めています。このカードは、三井住友銀行が保有する「SMBCの森」の間伐材から抽出されたヒノキオイルを使用しており、環境保護と資源循環に寄与する取り組みの一環として位置付けられています。
ヒノキオイルを活用したフレグランスカードの開発
このフレグランスカードは、神奈川県伊勢原市に位置する「SMBCの森」で発生するヒノキの間伐作業から得た枝葉を活用しています。通常、こうした枝葉は廃棄されることが多いのですが、エステーの技術により香りとしての体験に変換されることで、製品としての価値を持たせています。エステーの100%子会社である株式会社コードミーがその技術を支えており、ヒノキオイルを基に独自の香りが設計されています。
このフレグランスカードは、名刺や小物に香りを移すことができるため、個人や法人のコミュニケーションを豊かにするツールとして大いに活用されています。特に、三井住友銀行はこの商品を社外コミュニケーションに利用することで、循環型社会の実現に対する理解を深める狙いがあります。
環境保護と資源循環への取り組み
この取り組みは、三井住友銀行が目指すネイチャーポジティブや脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩です。「SMBCの森」は、森林の適切な管理を通じて生まれる資源を有効活用し、森林保全を促進することを目指しています。エステーは未利用資源の有効活用に特化した技術を持ち、森林由来の資源を新たな形で活用する機会を提供します。
また、エステーは中期経営計画「SMILE 2027」において、「かおり×ウェルネス」という成長テーマを掲げています。このテーマの下、香りをもとにした新たな価値の創造と地域との共創を進めています。
SMBCの森の背景
「SMBCの森」は約220ヘクタールの広さを有し、三井住友銀行が2024年に取得しました。この森林を通じて、地球温暖化の防止や生物多様性の維持といった社会課題に取り組んでいます。具体的には、植生調査に基づく生物多様性の維持や、市民向けの環境教育サイトの設置など、多岐にわたる活動が展開されています。
まとめ
エステーと三井住友銀行のコラボレーションによって生まれたヒノキフレグランスカードは、ただの製品ではなく、環境への配慮を示す象徴的な存在でもあります。香りを通じて森林保全や資源循環の重要性を広めるこの取り組みが、より多くの人々に支持されることを期待したいです。今後もこのような革新的な取り組みが続いていくことに期待が寄せられています。