特別講義の開催
2025-12-01 13:40:11

国立印刷局工芸官を招いた特別講義を京都精華大学が開催

京都精華大学、国立印刷局工芸官を招く特別講義の詳細



京都精華大学(京都市左京区、学長:澤田昌人)は、国立印刷局の工芸官をお迎えし、芸術学部生を対象にした特別講義を実施します。この講義は、学生があまり触れる機会のなかった国立印刷局のビュラン彫刻技術について学ぶ貴重な機会を提供するものです。特別講義は、2025年12月2日に京都精華大学対峰館T-311で行われ、以下のスケジュールで進行される予定です。

  • - 13:00-13:30 特別講義「国立印刷局の事業案内」
  • - 13:30-14:30 凹版彫刻の実演(工芸官によるエングレーヴィングの実演)
  • - 14:30-16:00 凹版彫刻の実技指導(工芸官が学生にエングレーヴィングの実技指導)

特別講義の目的


本講義は、国立印刷局の技術を通じて、学生の表現力を育成し、彼らの将来のキャリア形成を支援することを目的としています。京都精華大学は、表現の大学として、人間尊重と自由自治を基盤に、社会に貢献する表現者の育成に力を入れています。

芸術学部造形学科版画専攻では、版画と印刷が担う情報伝達メディアとしての「先端性」「国際性」「伝統性」を重視し、実践的な教育を行っています。特に、紙を重要なメディアと捉え、版画だけでなく多岐にわたるプリントメディア表現の教育を展開しています。

工芸官からの技術伝承


国立印刷局は、日本銀行券の製造を主な業務とし、高い技術を要する凹版彫刻技術を担っている機関です。今回の講義では、工芸官がエングレーヴィング技術をデモンストレーションし、その後学生に対して直接実技指導を行います。このような講義は、次世代に技術を伝承する重要な役割を果たしています。

国立印刷局は、令和4年度から全国の芸術系大学に特別講義を拡大しており、今年度は6大学と1専門学校で講義を予定しています。学生にとっては、工芸官の技術を間近で見ることができ、実際に学び取ることが可能です。

京都精華大学の教育理念


京都精華大学では「表現で世界を変える」という理念のもと、自己の思想を他者に伝え、新たな未来を創造する力を育成しています。人文学部、メディア表現学部、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部の5つの学部を有し、学びの場を通じて在校生や卒業生、教職員が共に成長できる環境を整えています。

取材申込方法


この特別講義への取材を希望するメディアは、事前に申し込みが必要です。京都精華大学への取材申し込みは、指定のフォームから、国立印刷局への申し込みは別途指定のフォームにて行ってください。申し込みの締切が設けられているため、早めの手続きをお勧めいたします。

国立印刷局は、社会に密接に関連する製品の製造を通じて国民の信頼に応えやすく、次世代への技術伝承を強化するための活動を継続しています。この特別講義は、学生だけでなく広く社会へも刺激を与える機会になることでしょう。


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会社情報

会社名
学校法人京都精華大学
住所
京都府京都市左京区岩倉木野町137
電話番号

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