安全・安心な住まいづくりの新基準
2021年に株式会社HAPROTの満元貴治代表が提唱した「安全持続性能®」は、住宅の安全・安心を実現するための重要な基準として注目を集めています。この度、全国47都道府県から700件を超える申し込みがあり、ますますその関心の高まりが伺えます。なお、この数字は2023年6月10日時点のもので、今後もさらに増えていくことが期待されます。
安全持続性能とは?
「安全持続性能®」は、リハビリの専門家である満元氏が考案したもので、小さな子どもから高齢者までが安心して暮らせる住宅づくりを目指しています。この基準は、住宅内で発生する可能性のある事故を減少させる「安全性」と、住む人のライフスタイルや身体状況の変化に対応できる「持続性」の2つのカテゴリーに分かれています。
具体的には、玄関や階段、トイレなど、合計13項目にわたる設計基準があり、各項目には★の評価が付けられています。最高段階は★★★、最低は★であり、これによって『★★★の家』や『★の家』といった具合に評価されます。これにより、住宅の安全性が可視化され、ユーザーがより安心して家づくりを行えるようになっています。
申し込み状況とユーザー層
申し込みの約80%は一般ユーザーからであり、年代別では30代が最も多く37%を占めています。次いで40代や50代も続く形で、今後の住まいを考えている層が中心です。この傾向は特に、住まいのリフォームや建て替えを検討している人々に強く見られます。
実際のユーザーからは、「基準を見ながら間取りを考えることができた」「危険個所を修正できて安心できた」といった声が寄せられ、基準の活用が高く評価されています。また、「老いることを前提にした家づくりが大切だと実感しました」との意見もあり、世代を超えて安全性の重要性が認識されています。
未来の住まいづくり
今回の基準に基づく住宅は、全国で年間20棟以上の建設が見込まれています。超高齢化社会に対応するためにも、住宅の「安心・安全な間取り」の導入が急務と言えるでしょう。今後の住宅事情において、中古物件のリノベーション需要が増加することも予想される中、これらの基準が重要な指針となるでしょう。
満元 貴治代表のプロフィール
満元氏は、作業療法士として11年間臨床現場で勤務した後、2021年に独立しました。その後、自治体や医療機関、企業などで研修講師を務め、多くの人々に「安全持続性能®」の重要性を伝えています。2023年9月には、学芸出版社から商業出版も予定されています。
このように、安心・安全な住宅は今や家づくりの重要なテーマとなっています。私たちもぜひこの基準を参考にし、自分にとって最適な住まいを考えていきたいものです。
お問合せ
詳しいお問い合わせは、株式会社HAPROTまで。代表の満元貴治が直接お答えします。
そして、これからの住まいづくりには、安全性を追求した基準が不可欠であることを肝に銘じましょう。