子どもワクチン支援の現状
2024-12-25 08:50:15

世界の子どもを守るためにワクチンを届ける活動の現状

2024年子どもワクチン支援活動の成果



認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV)は、開発途上国の子どもたちを守るため、今年も力強い支援を行いました。12月初旬、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国に向け、合計123,489,371円相当のワクチンと関連機器を提供しました。

支援の概要



JCVの支援活動は、ポリオ、結核、はしかなど、様々な感染症から子どもたちを救うために実施されており、特にこの4カ国では支援の結果が顕著に現れています。

  • - ブータンでは、医療従事者と連携して、なんと子どもたちのワクチン接種率が99%に達しました。
  • - ラオスでは、言語や民族の違いを超え、ポリオワクチンの接種率が92%に達成されています。

これらの数字は、継続的な支援の効果を物語っています。

各国のワクチン支援内容



ミャンマー



金額:27,255,600円
ミャンマーでは、約5000人分のワクチン、注射器などを調達。冷凍庫や保冷庫、技術助成なども含まれています。

ラオス



金額:43,914,526円
ラオスでは、経口ポリオワクチン21万4600人分、BCGワクチン20万5600人分を贈りました。さらにコールドチェーンや注射器も支援されています。

ブータン



金額:23,549,445円
ブータンには、様々なワクチンが支援され、特にMMRワクチン1万5000人分や、BCGワクチン7万人分などが届いています。

バヌアツ



金額:28,769,800円
バヌアツでは、不活化ポリオワクチンやMMRワクチンが支援され、首都ポートビラを中心に実施される予定です。

地震の影響



しかし、支援活動には厳しい現実も待ち受けています。バヌアツでは、12月17日に発生したマグニチュード7.3の大地震が現地の状況を一変させました。インフラの破壊や建物倒壊など、様々な被害が報告されています。JCVは、現地UNICFE事務所と連携し、必要な支援をできる限り行う方針です。

各国の取り組み状況



  • - ミャンマーでは、内戦や洪水の影響で多くの子どもが助けを必要としていますが、JCVの支援により5,000人を対象にワクチン接種が実施されています。
  • - ラオスでは、看護師とボランティアが診療所のない村に出向き、ワクチン接種を行っています。接種率が向上したことは、地域の健康状態を改善する要因となっています。
  • - ブータンでは、中国国境近くの険しい山を越えて、看護師が村を訪問し、出張ワクチン接種を続けています。
  • - バヌアツでは、震災前に設置されたソーラー保冷庫が活躍しており、支援が重要な役割を果たしています。

参加方法



JCVの子どもワクチン支援活動には様々な参加方法があります。寄付、募金箱の設置、ペットボトルキャップの回収など、誰でも手軽に参加できます。たとえば、ポリオワクチンは約20円で5人分が支援できるため、自分に合った方法での支援が可能です。

まとめ



子どもたちを感染症から守るために、皆様もぜひJCVの活動に参加してみてください。小さな行動が大きな成果につながり、未来の子どもたちの笑顔を支えることができます。


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会社情報

会社名
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)
住所
東京都港区三田4-1-9三田ヒルサイドビル8F
電話番号
03-5419-1081

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