「このマンガがすごい!」
2025-12-10 13:00:53

2026年版「このマンガがすごい!」で注目の作品をピックアップ

「このマンガがすごい!2026」の人気作を紹介



毎年注目される「このマンガがすごい!」は、マンガ界のトレンドを示すバロメーターとも言えます。今年も多くの作品がノミネートされた中で、特に光る2作品を取り上げたいと思います。今回は、オンナ編で第1位を獲得した藤見よいこによる『半分姉弟』と、オトコ編で第8位の千葉ミドリによる『緑の予感たち』です。

『半分姉弟』:アイデンティティを描く新たな群像劇



藤見よいこの『半分姉弟』は、フランス人の父と日本人の母を持つ少年・米山和美マンダンダを主人公に、彼が抱えるアイデンティティの葛藤を描いています。兄弟の絆は深いものの、彼らの関係性には涙の裏に愛が隠れているのです。物語は、弟の突然の告白から始まり、異物としての存在を悩む主人公が、共生を求めて成長していく姿を追います。

この作品は、日常に潜む「わかりあえなさ」を描くと同時に、人々が持つそれぞれの感情に寄り添う力があります。書影が示す通り、全ページにわたって美しいイラストが特徴的で、読者を惹きつける要素が満載です。2025年3月28日に発売予定のこの本は、186ページのボリュームで、誰もが共感できる物語となるでしょう。

『緑の予感たち』:幻想的な冒険の始まり



次に紹介するのは、千葉ミドリの『緑の予感たち』です。この作品は、デビュー作にもかかわらず既に多くの支持を受けており、日常の裏側に隠された幻想や記憶を描く短編シリーズです。第1話「カッパの理髪店」の公開から、多くのファンを魅了しました。

物語の中では、夢の中のカッパの理髪店での出来事や、未来人と女中との交わり、さらには都市伝説にまつわる冒険が描かれています。圧倒的な絵とイマジネーションが、読者を日常から異世界へと誘います。2025年7月31日発売予定のこの作品は、188ページにわたり、見る者を楽しませてくれることでしょう。

まとめ



「このマンガがすごい!2026」で選ばれた2作品は、それぞれ異なるテーマを持ちながらも、共に深いメッセージを持っています。藤見よいこが描くファミリードラマの中の葛藤、千葉ミドリが届ける幻想世界の冒険。どちらの作品も、読者に感動を与えること間違いなしです。これからの発売が楽しみですね。

会社情報

会社名
株式会社リイド社
住所
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。