EV充電インフラの新たなステージへ
2023年10月、Terra Charge 株式会社は、株式会社Casaの傘下にある株式会社COMPASSと業務提携を結んだ。この提携により、自主管理の大家向けにEV充電インフラの整備が進むことが期待されている。今、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが加速する中、EV充電環境の拡充は不可欠な課題となっている。
EVの普及と充電インフラの現状
経済産業省の発表によると、2021年時点で全国に設置されているEV充電器は約4万口。これを2030年までに30万口へと増やすことが目標だ。テラチャージは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EV充電サービス「Terra Charge」を日本全国で展開しており、24時間365日の対応を行うコールセンターも完備している。
実際、テラチャージの受注数は2023年12月末時点で25,000口を超え、国内のEV充電インフラの中でもトップクラスに成長している。これにより、EVユーザーに快適な充電環境を提供するとともに、持続可能な社会づくりの一助となっている。
提携のメリット
今回の提携により、COMPASS会員の自主管理オーナーは、テラチャージが提供するEV充電器を無償で設置・運用できる。これにより、物件の付加価値が向上し、他の物件との競争力が増すことが見込まれる。また、COMPASSは「テクノロジーで創造する次世代の賃貸経営」をビジョンに掲げ、賃貸経営を効率化するためのプラットフォームを提供しており、約9,000名以上の自主管理大家が参加している。
TEK社とCOMPASSの提携は、カーボンニュートラルの達成に向けた重要なステップであり、これまで以上に持続可能な社会の実現が期待される。
セミナーの開催について
さらに、提携を記念して「アユカワタカヲ出版記念セミナー」が開催される。このセミナーでは、EV充電器の無償設置方法に関する情報が共有されるほか、不動産投資に関するセッションもあり、参加者にとって多くの学びの機会が提供されることだろう。
セミナーは2024年10月19日(土)に、東京・浜松町で開催される予定で、参加費用は無料だが、懇親会に参加する場合は5,000円(税込)が必要となる。さまざまな専門家の講演を通じて、EV充電インフラの整備がもたらす新たなビジネスチャンスについて学ぶことができる。
結論
テラチャージとCOMPASSの提携は、EVの充電インフラの拡充だけではなく、自主管理大家のビジネスモデルの変革にも寄与することが期待される。このような取り組みを通じて、より多くの人がEVを利用しやすくなり、持続可能な社会の実現に向かって一歩前進することができるだろう。