日本酒の文化を変える新たな挑戦、純米吟醸酒「うららとくらら」
2024年10月22日、宮城県の日本酒ブランド「浦霞」と「一ノ蔵」から、共同制作された新商品の発売が予定されています。この商品「純米吟醸酒 うららとくらら」は、2つの酒蔵が手を組んで、日本酒の固定観念を打破することを目指したプロジェクトの一環として誕生しました。
コラボ企画の背景
このプロジェクトは、「日本酒の文化(固定観念)を変える」というテーマのもと、2019年から本格的にスタートしました。初めてのコラボ企画による結果は高く評価され、今年で第2弾を迎えることとなりました。各蔵の歴史と技術を生かしながら、今回は「基本に帰る」というテーマを新たに加えています。
今回は、ラベルデザインに注目が集まっています。企画コンセプト「変える(=カエル)」を基に、キャラクター「うららとくらら」が1980年代にタイムトラベルする様子を描いたポップでノスタルジックなデザインが特徴です。これは、両蔵が培ってきた技術や経験を、「うららとくらら」が瓶の中に集める様子を表現しています。
日本酒の進化と「うららとくらら」のストーリー
日本酒は長い歴史の中で、醸造技術の進化とともに変わってきました。しかし、伝統的な固定観念に縛られている部分も少なくありません。「うららとくらら」では、時代の流れに合わせて日本酒の魅力を再評価する必要があると考えています。
特に、1986年に宮城県酒造組合が全国で初めて行った「みやぎ・純米酒の県宣言」の重要性に焦点を当てており、これは各酒蔵が一丸となってササニシキ100%の純米酒造りを進めた時期にあたります。この象徴的な出来事を旅の途中で訪れ、80年代のノスタルジアを感じながら、2024年の現代に戻るといったストーリーが展開されます。
商品の詳細
「純米吟醸酒 うららとくらら」は、アルコール度数15%で、ほんのり梨を思わせる穏やかな果実香が特長です。程よい旨味が口の中で広がり、シャープな酸味が後口を引き締める、キレの良いやや辛口の純米吟醸酒に仕上がっています。
販売は数量限定で、約13,000本が宮城県内の酒販店や仙台市内の百貨店などで販売される予定です。希望小売価格は720mlで1,980円(税込)となっています。
購入方法と注意事項
商品の予約はお近くの酒販店または浦霞の公式ウェブサイトから可能です。尚、飲酒は20歳以上の方を対象としており、妊娠中や授乳期の方の飲酒は控えるようにとの注意喚起もされています。
この魅力的な商品がどのような反響を呼ぶのか、ぜひご期待ください。
商品詳細リンク