CREが新たにインドネシアに倉庫を取得
株式会社シーアールイー(以下、CRE)は、アジアにおける物流拠点の確保を目指し、インドネシアのブカシ市南部ナロゴン地区に位置する「Narogong Cold Storage Warehouse」を2024年10月に取得することを発表しました。この倉庫は、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯が設定されており、敏感な製品の保管に対応しています。
プロジェクト概要
このプロジェクトはCREの連結子会社であるCRE Asia Pte. Ltd.が出資するCella Management Pte. Ltd.とその傘下のPT.Cella Management Logistikによって運営されます。また、取得後には「Cella Gemilang Logistik Warehouse」という新しい名称に変更される予定です。倉庫は平屋建てであり、事務所は2階建て。
倉庫自体は約5,200㎡(約1,573坪)の広さを誇り、約7,200パレットを保管可能です。温度帯は多様で、-24℃から+10℃までの範囲で調整が可能であり、特に保存が難しい日用消費財の需要に応えられる設計となっています。
立地のメリット
「Cella Gemilang Logistik Warehouse」は、ジャカルタとその周辺地域を結ぶ重要な道路に近接し、高速道路の入り口からはわずか8㎞の距離に位置しています。これにより、インドネシア国内における物流の拠点としての役割が期待されています。すでに現地企業との全棟賃貸借契約が結ばれており、稼働に向けた準備も進められています。
NWP Propertyについて
CREの取引先であるNWP Propertyは、インドネシアにおいて地域密着型のショッピングモールと物流施設を展開しています。それにより、消費者基盤を強化し、消費者インフラを充実させることに注力しています。この会社は、2015年に設立以来急成長を続けており、現在は商業施設と物流施設を合わせて50棟以上を保有しています。
株式会社シーアールイーの実績
CREは、国内における物流不動産の管理オペレーションを手掛けており、約1,600件の物件を管理しています。国内最大規模の物流不動産専業の管理会社として、様々なサービスを提供しており、これには不動産開発、テナントリース、アセットマネジメントが含まれます。また、ASEAN地域における進出はシンガポール、タイ、ベトナム、インドネシアへ及んでおり、国際的な物流ネットワークの強化に努めています。
まとめ
CREによるこの倉庫の取得は、インドネシア市場へのさらなる進出を意味し、今後の物流事業拡大に向けた重要なステップといえるでしょう。この新しい拠点がもたらす可能性と、地域経済への貢献に大いに期待が寄せられています。今後の展開が楽しみです。