概要
株式会社BLAMは「ハタラクを叶える」という理念のもと、2015年に設立されました。主にマーケティングDX事業と複業プロ人材のマッチングサービス「カイコク」を展開し、近年ではカンファレンス主催を通じて新規顧客の開拓に成功しています。今回は、BLAMのマーケティングDX本部長である中島 崇光様にお話を伺いました。
企業の取り組みと役割
BLAMの業務は主に2つの部門に分かれています。1つは「カイコク」を通じてプロマーケターと企業をマッチングすること、もう1つは企業のマーケティング戦略の立案と実行を支援するマーケティングDX本部です。この体制によって、顧客企業のデジタルマーケティング施策を広範囲にサポートしています。
中島様は、本部長としてプロジェクトチームを通じてクライアントの売上と利益を伸ばすことをミッションに掲げています。特に、クライアント企業が直面する経営課題を解決するために、プロ人材と連携して最適なチーム構築を目指しています。
課題の現状
導入前には、いくつかの課題がありました。自社で行っていたセミナーやカンファレンス運営には多くの工数がかかり、決裁者や大手企業のリード獲得が困難でした。また、毎月4本から8本のセミナーを開催していましたが、同じ共催先が多く、ターゲットリードのリターンが少ないという問題も抱えていました。
特に、社内の体制やネットワークの不足から大規模なイベントを実施することが難しい状況でした。こうした困難の中で、カンファレンス主催という新しいアプローチに注目したのです。
カンファレンスの導入と効果
中島様がカンファレンスの導入を決めた理由は、過去に参加したIT系Webカンファレンスで多くのリードを獲得できると実感したからでした。短時間ではあったものの、トークセッションの組み方が効果的で商談に繋がった実績を持ちました。
BLAMは初めての企業との新しい繋がりを持つことができ、初回のカンファレンスで目標をはるかに超えるリードを獲得しました。具体的には、ターゲットリードの単価が非常に効率的になり、リード数は目標の2倍に当たる約1000件に達しました。
成果と今後の展望
カンファレンス実施後の商談数も大幅に増加し、リード獲得のターゲット達成率も10%をクリアしました。特に、インサイドセールスによるフォローアップが機能し、短期間で多くのアポイントを取得したのが成果に繋がりました。
これからは新しいテーマのカンファレンス企画を進め、ウェビナーやセミナーを通じてPjTO(Project Team Optimization)の理念を広めていく計画です。顧客事例を活用したカンファレンスも展望しています。
最後に
BLAMの取り組みは、多くの企業にとっての新しい顧客獲得の手法を提示しています。カンファレンス主催は、単なる集客手段に留まらず、自社ブランドの信頼性を高めるための重要なチャンネルとしての役割も果たしています。今後もBLAMの活動がどのように展開されるのかに注目が集まります。