RECoreでロボ開発
2021-07-29 15:40:50

教育現場での自律ロボット開発を加速する「RECore」の魅力と活用法

自律ロボット開発を支援するマイコンモジュール『RECore』の登場



近年、自律ロボット技術は様々な業種で関心を集めています。特に2020年のプログラミング教育義務化以降、教育機関におけるロボット開発のニーズは高まっています。コロナ禍においても、非接触型技術として配膳ロボットの活用が進む中、研究機関や教育機関の役割に注目が集まっていますが、これらの自律ロボットを開発するのには多くの手間と時間がかかるのが現実です。

そんな中、株式会社オムニメントが8月12日に発売したマイコンモジュール『RECore』は、これらの問題を解決する革新的な製品です。この『RECore』は、自律ロボット開発時に必要なさまざまな機能を集約したオールインワンモジュールで、教育と研究の現場での手間を大幅に軽減します。

1. 自律ロボット開発の課題とは?


自律ロボットを構築するためには、部品選定、回路設計、プログラミングなど、数多くの準備が必要です。これが原因で、研究開発機関では本来の検証作業が妨げられ、教育機関においても時間がかかってしまうことが多く、教育現場の負担になっています。『RECore』は、これらの問題を解消し、より多くのユーザーが自律ロボットのアイディアを手軽に実現できるように設計された製品です。

2. RECoreの特長


(1)オールインワンモジュール


『RECore』は、マイコン、モータードライバー、姿勢センサー、バッテリー、充電器、ライターなど、かつて必要だった15以上の部品を一つのモジュールに集約しています。これにより、部品調達の手間を削減し、異なる部品間の互換性を気にすることなく、スムーズに使用できます。

(2)簡単な組み立て


本体はパッケージから取り出した瞬間から使用可能です。USBケーブルも同梱されており、開発までの準備にかかる時間は数分です。トラブルに悩まされることも少なく、モーターやセンサーを準備し、組み合わせるだけでロボットを簡単に製作可能です。

(3)高性能なマイコン


『RECore』には、最高でArduinoUNOの約366倍の計算速度を持つマイコンが搭載されています。これにより、複雑な計算が必要な制御もスムーズに行え、多様な開発ニーズに応えることができます。

3. 具体的な仕様


(1)モータードライバー


『RECore』は4つのモータードライバーを備えており、DCモーターやステッピングモーターを自在に制御可能。電流制限機能も搭載し、安全に使用できる設計です。各モーターはプログラムによって容易に制御でき、様々なロボットの要求に応じた開発が行えます。

(2)コンパクトなサイズ


寸法は70mm x 95mm x 40mmとコンパクトで、全機能が集約されています。組み立ては完了しており、すぐにテストや実装に取り掛かることが可能です。

(3)開発環境


『RECore』はArduino IDEを採用していて、電子工作初心者でも直感的に扱えます。豊富な書籍やリソースが存在するため、開発はスムーズに進むでしょう。また、STMicroelectronics社製のSTM32CubeIDEを使うことで、より高度なプログラムも簡単に作成できます。当モジュールは、気軽な検証から実装まで幅広く活用されることが期待されています。

結論


自律ロボットのアイディアを具現化するためのスタート地点、『RECore』は、教育現場や研究機関にとって非常に頼りになる存在です。今後の自律ロボット技術の発展に寄与するこの製品が、どのような新しいアイディアと実用化をもたらすのか注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社オムニメント
住所
埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-929-2-202
電話番号

関連リンク

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