神戸の新たな魅力「TOTTEI PARK 緑の丘」が誕生
2025年の開業を予定する特設エンターテインメントエリア「TOTTEI」が、神戸ウォーターフロントに新たなスポット「TOTTEI PARK 緑の丘」を加えました。運営を担うのは株式会社One Bright KOBE。この新しい施設は、地域振興や観光の発展を目指して設計されています。
竣工の背後にある理念
「TOTTEI」は、神戸港の歴史と未来をつなげる「再生」をテーマにしたプロジェクト。エンターテインメントという新たな形で地域の魅力を発信し続けることを目指しています。今回の「緑の丘」は、その理念を具現化した場所です。
竣工した「緑の丘」は、地上2階建てで総面積約900㎡の階段状の構造を持ち、屋上には多目的スペースとして利用できるエリアが設けられています。特に屋上からは、神戸の海や六甲山を一望するパノラマビューが楽しめるため、訪れる人々に新たな体験を提供します。
施設の特徴と魅力
屋上の「緑の丘」
屋上にはシグネチャーとなる屋根が緑化されており、特別なデザインで植栽基盤が整備されています。大林環境技術研究所が開発した「Eソイル」を使用し、軽量で植物が自由に育てられる環境が整っています。イベント時には自由に着席可能な観客席としても利用され、その独特の空間では多様な楽しみ方が提案されます。
1階の多目的スペース
1階には貸切パーティーや会議、展示会など多様なビジネスイベントに対応するためのホールがあります。角張らないデザインの屋根が滑らかなアーチを描き、自然光がふんだんに取り入れられた開放的な空間です。
2階BBQレストラン「EN³」
施設の2階には、BBQレストラン「EN³」が2025年6月にオープン予定で、四季折々の新鮮な食材を使用したメニューが楽しめます。特に、店内からは神戸大橋や六甲山、アリーナの美しい景色を見渡せるため、まるで海に浮かんでいるかのような体験を提供します。
今後の展望
今後、屋根の一部エリアが一般開放される予定で、神戸の新たな観光名所となることでしょう。施設が開業するにあたり、生活の中に自然を取り入れるという持続可能なアプローチを推進することを視野に入れています。訪れるすべての人々に、心に残る特別な体験を提供するための工夫が随所に施されています。
建設に関わった人々の想い
建築主である株式会社One Bright KOBEの渋谷社長は、「神戸の魅力を新たに発見できるエリアを創り上げるために多くの人たちの協力があった。一緒に夢を実現できることを嬉しく思っています」とコメントしています。また、設計担当の畑友洋さんは、「この丘からの眺めを通じて、兵庫県の美しさを体感してもらうことが何よりも楽しみです」と語っています。
「TOTTEI PARK 緑の丘」は、神戸の心地よい風と光を感じながら、遊び、働き、人とつながる、そんな新たなスポットを提案してきっと多くの人々に愛される場所となることでしょう。