東京メトロ×アビーム CBM共同研究
2024-07-18 15:41:55

東京メトロとアビームコンサルティングが共同研究! 鉄道車両のCBM実現に向けたデータ分析で安全・安定輸送を進化

東京メトロとアビームコンサルティングが手を組み、鉄道車両の未来を革新!



東京メトロとアビームコンサルティングは、7月10日に鉄道車両の状態基準保全(CBM)実現に向けた共同研究の推進で合意しました。この共同研究は、車両の状態データ分析手法の開発と運用システム基盤の構築を目的とし、安全・安定輸送のさらなるレベルアップを目指しています。

CBMで実現する安全・安定輸送とDX化



従来の鉄道車両のメンテナンスは、時間基準保全(TBM)と呼ばれる、定められた周期での検査が主流でした。しかし、CBMは、車両の状態データを分析することで、必要なタイミングでの検査や機器更新を実施する、より効率的で効果的なメンテナンス方式です。

東京メトロは、グループ中期経営計画「東京メトロプラン2024」において、設備・業務のスリム化や新技術の活用によるコスト構造改革、そして新技術導入とDXによる鉄道オペレーションの進化を掲げています。CBMの実現は、これらの目標達成に大きく貢献すると言えるでしょう。

一方、アビームコンサルティングは、データ分析やAIを活用した業務効率化やビジネス拡大の支援を幅広く行っています。特に交通・運輸分野においては、設備の老朽化や人材不足といった社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。

共同研究で目指す未来



今回の共同研究では、東京メトロとアビームコンサルティングがそれぞれの強みを活かし、以下の取り組みを行います。

車両関連の状態データ分析手法の研究: 機械学習やビッグデータ分析技術を活用し、車両の状態をより深く理解するための分析手法を開発します。
運用システム基盤の構築: 分析結果に基づいた適切なメンテナンスを実施するためのシステム基盤を構築します。

この共同研究を通して、両社は、データに基づいた新たな保全体系の構築に向けた技術と知見を獲得し、安全・安定輸送のさらなるレベルアップと、将来を見据えた保全業務のDX化を目指します。

CBMが実現する未来



CBMの導入は、単にメンテナンスの効率化だけでなく、以下のような効果も期待できます。

安全性の向上: 定期的な検査だけでなく、状態に基づいたメンテナンスを行うことで、潜在的な故障のリスクを早期に発見し、安全性を向上させることができます。
安定輸送の向上: 故障による運休や遅延を減らすことで、安定した運行を実現できます。
コスト削減: 不要な検査や修理を減らすことで、コストを削減することができます。
環境負荷の低減: 必要な時に必要なだけメンテナンスを行うことで、資源の無駄遣いを抑え、環境負荷を低減することができます。

今回の共同研究は、東京メトロだけでなく、日本の鉄道業界全体のDX化を促進する可能性を秘めています。今後の進捗に注目していきたいですね。


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会社情報

会社名
東京地下鉄株式会社
住所
東京都台東区東上野3-19-6
電話番号

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