地域の宝物を未来に繋ぐ「プロジェクト未来遺産2025」
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が推進する「プロジェクト未来遺産」が、2025年度の新たなプロジェクトを募集します。この取り組みは、地域の文化や自然を未来の世代に伝え、保護していくために市民の活動を顕彰するものです。これまでに87件のプロジェクトが登録されており、地域ならではの文化的な価値を再認識する良い機会となっています。
募集の概要
応募期間は2025年4月18日(金)から7月31日(木)までとなっており、選ばれた団体には登録証とともに活動応援金として20万円が授与されるため、地域振興に大いに役立ちます。応募対象は、市民主体の文化や自然を守るプロジェクトであり、有形文化(建造物・遺跡など)、無形文化(伝統芸能・技術・祭りなど)、自然環境(自然景観・生態系など)を保全するものが求められています。
応募する意義
この活動は、単なる文化財の保護にとどまらず、地域の人々が共に意識を高め、次世代に受け継ぐ重要な役割を果たします。また、自然災害や感染症の影響を受け、一時的に活動が難しい状況にあっても、今後活動を継続できる計画があれば応募可能です。これにより、将来に向けた一歩を踏み出すことができます。
選考基準とプロセス
選考は未来遺産委員会によって行われ、各分野(有形文化、無形文化、自然)において書類選考が実施された後、通過したプロジェクトには現地調査が行われます。最終的には2025年12月を目途に、「プロジェクト未来遺産2025」が決定する予定です。参加することで、地域内外の人々とのつながりを深め、支援の輪を広げることができます。また、選考にあたり選択した分野は考慮されないため、どんな活動でも気軽に応募できます。
昨年の実績
2024年度には、北海道や宮城県、埼玉県、千葉県から4つのプロジェクトが登録されました。具体的な活動内容としては、地域の伝統芸能の保存や、自然環境の保護に向けた取り組みが挙げられます。これらの活動が次世代へと引き継がれることで、地域文化の豊かさがより一層広がっています。
応募方法
応募条件や申請書様式などは、公式ウェブサイトで詳しく確認できます。重要なことは、受付期間内に完了させることです。また、提出した書類は返却されないため、コピーを保存することをお勧めします。
公式ウェブサイト:
未来遺産運動公式ページ
後援
この運動は、読売新聞社や環境省、文化庁、日本ユネスコ国内委員会の後援を受けており、広く地域社会へのアピールが行われています。気になる方は、ぜひ応募を検討してみてください。
お問い合わせ
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟未来遺産運動事務局にお問い合わせいただければ、詳しい情報を得ることができます。電話やメールでの問い合わせを歓迎しています。
電話:03-5424-1121(平日9:30~17:30)
E-MAIL:
[email protected]
地域の宝物を未来の世代にしっかりとつなげるために、市民一人ひとりの力が求められています。あなたもこの素晴らしい運動に参加して、地域を次世代へ引き継ぐチャレンジに挑みませんか?