ガラスびんアワード2011で宝酒造が最優秀賞を獲得

ガラスびんアワード2011で栄えある最優秀賞を獲得した宝酒造株式会社

2012年3月15日、日本ガラスびん協会が東京都千代田区の東京會舘にて開催した「ガラスびんアワード2011」の授賞式において、宝酒造株式会社が最優秀賞に選ばれました。この賞は、ガラスびんのデザイン性、機能性、環境への配慮を評価するものであり、今年は121エントリーからの選出となりました。

ガラスびんの魅力と役割

ガラスびんは、その独特なデザインと長期保存性が特徴で、飲料や食品の鮮度を保つための理想的な容器です。また、環境に優しく何度も再利用できる点から、消費者からも長年にわたり支持されています。最近では環境意識の高まりと共に、ガラスびんの重要性が再認識されてきています。日本ガラスびん協会はその特性を広める活動を行い、ガラスびんの持つ魅力を多くの人々に伝えたいと考えています。

受賞商品と評価

今年度の最優秀賞を受けたのは、宝酒造が展開する「宝焼酎 JAPAN」やそのバリエーションである「宝焼酎 JAPAN〈純金箔入〉」、「宝焼酎 JAPAN〈DELUXE〉」です。審査員は、これらの製品がガラスびんの透明感を引き出しつつ、日本の伝統美を表現している点を評価し、「復興に向かう今の日本を元気付ける商品」として高く評価しました。

その他の受賞商品

1. デザイン優秀賞: サントリー酒類株式会社の「トリス700ml」
- 高級感がありつつも可愛らしさを持ち、長年消費者に愛されている点が評価されました。

2. 機能優秀賞: アヲハタ株式会社の「アヲハタ55ジャム（大容量タイプ）」
- 点字の採用やキャップの開けやすさなど、消費者視点の工夫が評価されています。

3. 環境優秀賞: 株式会社ミツカンの「ミツカン穀物酢、ミツカン米酢」
- 軽量化と伝統的デザインの融合が評価されました。

4. リリー・フランキー賞: 宝酒造株式会社の「極上700ml」
- 焼酎のイメージを覆すデザインが新鮮であり、誠実さも感じられました。

5. 根本美緒賞: 株式会社J-オイルミルズの「AJINOMOTOごま油340gシリーズ」
- 香りと本来の味を保持した商品が評価されました。

6. 日本ガラスびん協会特別賞: 大関株式会社の「ワンカップ大関」
- 長年の愛用に感謝を込めて選出されました。

7. 日本ガラスびん協会特別賞: 磯じまん株式会社の「磯じまん・大瓶小瓶」
- ガラスびんの特性を生かし、啓発活動に貢献を続けている点が評価されました。

審査員の講評

審査委員長のリリー・フランキー氏は、選出された商品の多くが老舗メーカーからであることを指摘し、これらの企業が常に新しい挑戦を続けていることに賞賛の声を上げました。また、根本美緒氏は、軽量化や機能性の向上が求められている中で、主婦に嬉しい商品が選出されたことを強調しました。

日本ガラスびん協会の活動は今後も続き、ガラスびんの魅力をさらなる形で社会に伝えていくことでしょう。ガラスびんの未来に期待が高まります。