ショウワノート、基幹システムを大幅刷新
ショウワノート株式会社は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)の協力を得て、基幹システムの刷新プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、時代の流れに対応した業務の効率化とデータ活用の向上を実現することを目的としています。具体的には、クラウド型ERP「SAP® Cloud ERP(Public Edition)」が採用され、業務プロセスの標準化と効率化を図ります。
プロジェクトの背景
ショウワノートは長い間使用してきた基幹システムの老朽化や柔軟性の欠如が原因で、変化する事業環境への対応に困難を強いられていました。特に、サーバーの保守が終了との見込みがある中、安定した運用継続と事業拡大への対応が急務とされていました。これを受け、同社は新たに基幹システムを構築し、効率的かつ標準化された業務を実現するための改革に動き出しました。
新システムの概要
CTCは、このプロジェクトにおいて「SAP Cloud ERP」の業界標準のベストプラクティスを活用し、基幹システムの再構築を促進します。対象となる業務領域は、生産管理、販売管理、購買・在庫管理、倉庫管理、会計管理の5つです。これらの分野では、ショウワノートと協力し、標準機能を最大限に活用した業務プロセスの再設計が行われます。
また、機能の継続的な更新を取り入れることで、法令に伴う変更や新たな業務要件にも柔軟に対応する体制が整えられます。
競争力強化のための機能
ショウワノートの製品、特に学習帳や文具に関連する固有業務には、アニメやキャラクターとのコラボレーションが重要な役割を果たしています。こうした競争力の要素に対応するためには、契約管理や版権の管理機能が不可欠です。CTCはこの領域でも高い開発能力を持ち、専用機能の実現に向けた開発を進めます。
システム間の連携
周辺業務システムや外部アプリケーションとの連携については、「SAP Business Technology Platform(SAP BTP)」を利用します。このプラットフォームを活用することで、基幹システムの変更による影響を最小限に抑えつつ、連携機能を効率的に実装することが可能です。さらに、スマートフォンやタブレットからもシステムを利用できる環境が整えられ、データ入力や参照がより便利になります。
自律的な運用体制の構築
新システムの導入に際し、ショウワノートのスタッフが自分たちで運用・保守できる体制作りと人材育成も重要な要素となります。これにより、新たなシステムが円滑に機能し、業務プロセスの可視化や標準化が実現されることで、担当者ごとに異なっていた作業手順が統一されます。これにより、業務の効率とデータ活用の推進につながることが期待されています。
まとめ
ショウワノートの基幹システム刷新プロジェクトは、2027年6月の本番稼働を目指して進行中です。この取り組みを通じて、業務の標準化、効率化だけでなく、企業全体の競争力向上にも寄与することが求められています。業界のビジネスモデルの変化に迅速に対応し、持続可能な成長を実現するために、次世代の基幹システムの導入が急務であることは間違いありません。