コロンビアの女性支援
2025-12-25 09:51:19

南米コロンビアで女性の未来を支えるガーディアン・ガールズ・アカデミーが発足

コロンビアで始まった新しい女性支援プログラム



2025年8月、南米コロンビア共和国にて、現地のスポーツ省と非営利法人キフ・コロンビアが共に主催する「ガーディアン・ガールズ・アカデミー」が正式に発足しました。このプログラムは、日本の武道を通じて女性のエンパワメントとジェンダー平等を実現することを目指しています。アカデミーは約2か月間にわたり、全国的に展開され、300人以上の女性が参加する見込みです。

女性の力をサポートする背景



コロンビアにおけるジェンダーに基づく暴力(GBV)は大きな社会問題であり、政府はこれに対処するための政策を強化してきました。「ガーディアン・ガールズ・アカデミー」は、これらの政策に基づき、女性が暴力を防ぐ力を身につけ、自己肯定感を高めることを目的としています。

日本武道が採用されている理由は、単なる格闘技ではなく、心・技・体の調和を重視した教育理念が有り、参加者に自信と自立を促すための基盤となります。このアカデミーは、コロンビア柔術連盟や柔道連盟と提携し、各地でセミナーを行います。

スポーツ省の支持と初回レセプション



2025年8月27日、首都ボゴタで開催されたレセプションでは、パトリシア・ドゥケ・クルス大臣と日本大使館の髙杉優弘特命全権大使が出席し、プログラムの意義が強調されました。

特に、ドゥケ大臣は「女性が尊厳をもって生きるための資源と力を提供できることを嬉しく思います」と述べ、プログラムの重要性を訴えました。また、髙杉大使も「このプログラムが日本とコロンビアの友好を深め、女性が安全な未来を築く手助けになることを願っています」と語りました。

教育プログラムと地域への影響



「ガーディアン・ガールズ・アカデミー」では、武道だけでなく、ジェンダー教育やコミュニティとの結びつきを重視したプログラムが展開されます。参加者は、武道技術を学ぶだけでなく、安全性や心の教育をも受けることができます。これにより、女性たちが生き生きとした人生を築くためのスキルが得られるのです。

アカデミーは、ボゴタのほかにカリとバランキージャでも開催予定で、各地で300人以上の女性が参加する見込みです。この新たな試みは、コロンビアの女性にとって大きなチャンスとなるでしょう。

世界初の試み



「ガーディアン・ガールズ・アカデミー」は、政府機関と正式に提携した世界初の事例としても注目されています。このプログラムは官民連携の先進モデルであり、国際的な支援を受けながらコロンビア国内で実施されることが重要視されています。

今後、政府の支援やマスコミの注目を集め、全国各地に広がることが期待されており、コロンビアの女性たちに明るい未来を提供する重要な一歩となります。この取り組みが女性の安全と自立を促進する道となることを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

会社情報

会社名
特定非営利活動法人キフジャパン
住所
東京都新宿区大久保2丁目1番8号
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。