2025年大阪・関西万博に向けたメタバース技術の展望

2025年5月27日と28日、大阪で開催される「メタバース・XR・AIアワード」および「防災万博」に向けて、株式会社Meta Heroesとそのグループ会社である株式会社Meta Osakaが事前説明会を行いました。説明会では、先端技術を通じてどのように社会課題を解決していくのか、その具体的な実例やプログラムの内容について両社の代表が直接講演を行いました。

事前説明会の詳細

説明会は2025年5月8日に、大阪市浪速区にある「Hero Egg（eスタジアムなんば本店内）」で開催され、報道関係者向けに午前13時から1時間にわたって行われました。説明会のスケジュールは以下のとおりです。

- 13:00〜13:05 開会・趣旨説明
- 13:05〜13:20「メタバース・XR・AIアワード」概要紹介（Meta Osaka・毛利英昭氏）
- 13:20〜13:35「防災万博」概要紹介（Meta Heroes・松石和俊氏）
- 13:35〜13:45 サポーター募集案内
- 13:45〜13:55 質疑応答

両社の代表は、イベント内容や出演者情報、取材の注意点について詳しい説明を行い、参加者が万博に対する理解を深める貴重な機会を提供しました。

イベントのハイライト

万博の見どころは、その多様なプログラムにあります。特に、日本初の「防災万博」が大きな注目を集めており、メタバースやAIを用いた防災教育や技術が展示される予定です。例えば、香川県の小学生たちが未来の防災アイデアを提案する「防災こどもピッチ」や、仮想空間を利用した災害対応シミュレーションの最新技術の紹介が行われる予定です。さらに、教育とテクノロジーを融合させたEdTechプロジェクトも注目です。このプロジェクトでは、子どもから大人までが楽しみながら学べる新たな防災教育の形が提示されます。

また、映画「少年と犬」とのコラボレーションによるFortniteマップも紹介され、社会的価値とエンターテインメント性が融合したコンテンツが展開される予定です。

代表者の声

Meta Heroesの松石氏は、万博を通じて社会課題解決に向けたビジョンを語り、「防災万博」では最新技術を活用した防災プロジェクトを発信する考えを示しました。一方、Meta Osakaの毛利氏は、「大阪を世界一面白い都市にする」というミッションのもと、デジタル技術を用いた地域課題解決に取り組む姿勢を強調しました。特に、地域連携によるデジタルツインイベントやこども万博の取り組みなど、具体的な事例を示して未来の都市体験を共有することを通じ、次世代への発展を目指す意欲を示しました。