ウエディングパークがNew Relicを導入し結婚情報サイトを進化させる
はじめに
ウエディングパークは、日本で最も信頼され、人気のある結婚準備支援サイトの一つです。このサイトは、5,000件以上の結婚式場と500,000件以上のクチコミ情報を提供し、幅広い層から大きな支持を受けています。最近、同社はデジタルビジネスの向上を目指し、New Relicのオブザーバビリティプラットフォームを活用しています。これにより、エンジニア部門とビジネス部門の連携を深め、BizDevOpsの実現を図っています。
取り組みの背景
結婚式業界はリピーターが少ない特性があり、顧客に対して新たな価値を提供することが常に求められています。ウエディングパークは、結婚式場の選び方や実際の体験談など、リアルなクチコミを収集し提供することで、式場利用を考えるカップルにとっての「情報源」としての地位を確立してきました。コンテンツの質向上とユーザー体験の訴求に注力し、特に2021年からは「デザイン経営」を取り入れています。
New Relicの導入
ウエディングパークが新たに導入したNew Relicは、高い機能性が評価されています。特に、アプリケーションのパフォーマンス管理(APM)を通じて、サイト運営の効率を大幅に改善させました。Wedding Parkのシステムがマイクロサービス化されたことで、分散トレーシングの技術を活用し、より正確にアプリケーションを監視することが可能となりました。これにより、システム全体のパフォーマンスを向上させ、サービスの質を担保します。
効果的な運用
2022年には、AWSへのサービス基盤の移行を完了しており、これによりマイクロサービスアーキテクチャの導入が進みました。さらにはアプリケーションのコンテナ化も進み、New Relicによる性能検証が行われ、ボトルネックの特定と解決に成功しました。これまで1週間近くかかっていた作業を数分で終えることができるようになり、業務の効率化が図られました。また、広告効果測定レポートの発行時間を半減させることにも成功しました。
未来への展望
ウエディングパークは、New Relicを活用して顧客の多様なニーズに応えるプロダクトの開発を進めています。また、デリバリー頻度を週2回に高め、常に新しい機能やコンテンツを提供し続ける体制を整えています。この取り組みを通じて、ユーザー体験の向上にも努めており、特にBizDevOpsの実践が重要な課題となっています。今後はビジネスのKPIとサイトパフォーマンスを関連づけた新たな評価指標を設け、「結婚を、もっと幸せにするテックカンパニー」を目指していく方針です。
まとめ
ウエディングパークは、New Relicを駆使してデジタルビジネスの革新を図り、結婚準備をよりスムーズで楽しいものへと変えることを目指しています。エンジニアリングとビジネスの連携を強化し、さらなるサービス向上へとつなげていくことで、顧客に寄り添った価値ある情報を提供し続けるでしょう。
ウエディングパークの取り組みは、結婚準備における新しいスタンダードを築くものとして注目です。これからの展開が非常に楽しみです。