Z世代のホンネ調査
最近、株式会社RECCOOが実施した「Z世代調査」は、SNSとリアルとの繋がりについての興味深い結果をもたらしました。この調査では、現役大学生がSNS上の友人との対面に対する意識を探ることが目的です。調査結果は、SNSと現実世界の関係を理解する上で重要な手がかりを提供しています。
SNS友人の実態
調査によれば、約4割のZ世代大学生が「実際に会ったことのないSNS上の友人を持っている」との結果が出ています。これは、現代の若者たちがインターネットを介して友人をつくることを一般的な習慣としていることを示唆しています。
対面経験について
さらに、67%の大学生がSNSで出会った友人と対面で会ったことがないと回答しました。具体的には、わずか11%が「一度だけ会ったことがある」とし、22%が複数回あると答えています。この結果は、SNS上の繋がりが必ずしも実際の交流につながらないことを明確に示しています。
合わない理由:抵抗感
また、71%の大学生がSNSで知り合った友人と対面で会うことに対して抵抗があると明言しました。これは、SNSが持つ特異な関係性が、実際の人間関係とは異なると感じていることを示していると言えます。この傾向は、リアルなつながりに価値を置く一方で、SNS上の関係に対して距離を置く姿勢を反映しています。
対面交流の試み
それでも、全ての大学生がSNSを切り離して考えているわけではありません。27%の大学生が、対面で会うことを目的にSNSで人と仲良くなろうとしたことがあると回答しています。これは一部の若者が、SNSを通じて実際の人間関係を構築しようと試みていることを示します。このような視点を持つ大学生も存在しており、SNSが友情のインフラとして新たな地平を開く可能性が見えてきます。
調査の価値
RECCOOが提供する『サークルアップ』は、Z世代の本音をリアルに捉えるための貴重な情報源です。調査結果は、表面的な理解を超えて、大学生たちがSNSとリアルの関係をどう捉えているのかを深く探っていくための足がかりとなるでしょう。興味を持たれた企業には、調査結果のローデータを提供しています。
まとめ
Z世代の大学生がSNSとリアルの友人関係をどのように考えているのか、その本音を明らかにした今回の調査は、SNSがもたらす人間関係の在り方を再考させるものでした。今後もこのような調査を通じて、Z世代のリアルな声に耳を傾け、人間関係の変化を理解していくことが求められるでしょう。