女性起業家の力を発揮する「フィガロジャポンBWAピッチコンテスト2025」
2025年7月11日、東京ミッドタウン八重洲で「フィガロジャポン BWAピッチコンテスト 2025」が開催されました。このイベントは、社会課題を解決するために起業を目指す女性たちが集まるビジネスコンテストです。「思いを言葉に。アイデアを形に。」をテーマに、多彩なビジネスアイデアが展示され、会場は熱気に包まれました。
ファイナリストとして選ばれた6組は、自らの経験をもとに社会の課題を浮き彫りにし、その解決に向けた強力なビジョンを持っています。参加者の中には、地域の女性がキャリアを諦めずに起業できるよう支援するシェアオフィスを運営する方もおり、過去のコンテストからの成長を実感できました。
今年は全国から約160件の応募が寄せられ、過去最多のエントリーとなりました。ファイナリストたちはそれぞれのビジネスの内容を5分間のピッチで発表し、観覧者やオンライン視聴者も共感したビジネスに投票することができました。審査員による厳正な審査の結果、プロフェッショナルアワード、ドリームアワード、オーディエンスアワードの受賞者が選定されました。
アワード受賞者
- - プロフェッショナルアワード:Dialogue for Everyoneの大桃綾子さん
- 50代の会社員と地方企業を結ぶ越境学習を展開し、業界内の人手不足の解消にも取り組んでいます。彼女のビジョンは「こうあるべき」に囚われない挑戦を促し、社会の希望につながるものです。
- 女性や子どもの目線で防災を学び、意識を高めるコンテンツの開発にも努めています。彼女のビジョンは、多くの人々の生活に直接的な影響を与える可能性を秘めています。
- - オーディエンスアワード:MIMOSAPORTの上仮屋遥さん
- 医療従事者の付き添いの下で、病気や障がいを持つ人々が安心して外出できる支援事業を行っています。観覧者とYouTube視聴者からの強い支持を受け、彼女は受賞を果たしました。
特別セッションとサポートプログラム
特に注目すべきは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の南里彩子氏が行った特別セッションです。新たなプログラム「Japan Inclusive Ventures Lab(JIVL)」が紹介され、女性起業家へのサポートが強化されることが発表されました。
さらに、ファイナリストへのサポートとして、プレゼンテーション研修やスタイリングサポートプログラムが行われました。これにより、出場者たちは自分の想いをより多くの人に伝えられるようになりました。
魅力あふれる未来への期待
フィガロジャポンのBWAピッチコンテストは、ただのビジネスコンテストではなく、女性たちの社会進出と地域活性化のきっかけとなるイベントです。これからも、参加者たちの取り組みを注視し、応援していきたいと思います。受賞者のビジネスの物語やイベントの詳細は、2025年8月20日発売の「フィガロジャポン10月号」や特設サイトで紹介予定です。