ふるシェアの未来
2021-02-26 10:00:14
「ふるシェア」が創出する新しい地域関係と観光の未来
観光を超えた新たな地域のつながりを目指す「ふるシェア」
2021年3月6日、日本中の人々が新しい形の地域との関わりを持つためのマッチングサービス「ふるシェア」が始まりました。このプロジェクトは、観光による一時的な訪問を超え、人々がより深い関係を築くことを目指しています。代表の小田切氏は、18年間にわたる観光に関するプランニングやコンサルティングの経験を持ち、持続可能な観光と地域の発展に強い想いを抱いています。
「ふるシェア」は、旅行よりも踏み込んだ形で地方と都市を結びつけ、自らのふるさとを再発見する機会を提供します。このプロジェクトのスタートに際して、和歌山県すさみ町と京都府京丹後市が候補地として選ばれました。これらの地域との関係人口を増やすことが重要視されており、特にコロナ禍で地方に目を向ける人々が増えていることから、その期待が高まっています。
コロナ禍における地方移住の需要
最近のコロナ禍により、多くの人々が新しい働き方や生活のあり方に目を向けています。その中で、すさみ町の岩田町長も「関係人口の増加を通じて、町民同士の交流を促し、お互いに成長できれば」と期待を寄せています。このように、地方との新たな関わりを持てることが求められている現代にこそ、「ふるシェア」のサービスが必要不可欠とされています。
「ふるシェア」の4つのサービス
「ふるシェア」は多岐にわたるサービスを提供しており、特に以下の4つが注目されています。
1. オンラインコミュニティ「ふるシェアONLINE」
Facebookグループを利用したこのサービスでは、スタッフがインタープリターとしてユーザー同士の交流をサポートします。オンラインセミナーや飲み会など、気軽に参加できるイベントを通じて、友達作りを手助けします。
2. ふるさとからのお取り寄せ「ふるシェア便」
地域の特産品を送り合うことで、食を通した交流を深めることができるサービスです。お互いのふるさとの美味しいものを楽しむことで、より深い関係性を育みます。
3. 空き家をリノベーションした宿「ふるシェアの家」
地元に残る空き家をリノベーションし、ふるシェアメンバーが宿泊できる施設を展開。この「実家」のような宿で地域の生活を感じながら、仕事と癒しの時間を提供します。
4. ふるさとの営みを共有する「ふるシェアタイム」
地元の漁師と共に釣りや、農作業を手伝うなど、地域の生活に直接触れ合うことで、地域とのつながりを強化します。
サブスクリプション型の会員制度
「ふるシェア」は現在、一定の会員数に達しているため、新たな会員の募集は一時停止中ですが、様々なニーズに応えた会員制度を整えており、法人契約や友人同士の利用プランもあります。これにより、地域と都市が密接に結びつき、新しい関係性が創出されていくことが期待されています。
地方の元気を引き出し、新たな観光のあり方を提示する「ふるシェア」。これからの日本において、ますます重要な役割を果たすことでしょう。さらに、10のふるさととの連携を視野に入れ、地域活性化に向けた取り組みが進められています。これは、ただの観光だけではなく、人と人との深いつながりを大切にした未来へ向けた一歩です。
会社情報
- 会社名
-
ふるさとシェアリング株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2-4-48金村ビル3階
- 電話番号
-