OracleとGoogle CloudがAI Databaseサービスを強化、多様なソリューションを提供開始
OracleとGoogle Cloudが新たなデータベース機能を発表
2025年10月14日、ラスベガスにて開催されたOracle AI Worldにおいて、オラクルとGoogle Cloudは「Oracle Database@Google Cloud」の機能強化を発表しました。新たに導入されたこのサービスは、多様な機能を組み込むことで企業に革新的なビジネスの推進を支援します。これにより、顧客はイノベーションを迅速に実行し、コストを削減できるようになります。
新機能の詳細
組み込みAI機能
これまでにない新たなAI機能が「Oracle Database@Google Cloud」に追加され、データの解析や処理がさらにスムーズになります。最新のAI技術により、企業のデータ管理やビジネスプロセスを最適化し、迅速な意思決定を可能とします。また、AIの活用によりユーザーはビジネスインサイトを得やすくなり、競争力を向上させることが期待されています。
新パートナー・プログラム
新しいパートナー・プログラムによって、Google Cloudのパートナーは自社のソリューションに「Oracle Database@Google Cloud」を組み込むことができ、顧客への提供が容易になります。このプログラムは、顧客のニーズに合わせた柔軟なデータベース利用を促進します。これにより、市場での競争力が高まるだけでなく、パートナー企業も新たなビジネスチャンスを得られるでしょう。
再構築されたマルチクラウド環境
オラクルのシニア・バイスプレジデント、カラン・バッタ氏は、「Oracle Database@Google Cloud」は重要なワークロードやAI駆動のイノベーションにとって不可欠な選択肢であると強調しています。これにより、多くの企業がマルチクラウド環境を迅速に構築できるようになると語っています。
新リージョンの追加
さらに、新設された3つのGoogle Cloudリージョンで「Oracle Database@Google Cloud」が利用可能となります。これにより、地域ごとにデータを管理しやすくなり、安全かつ効率的なデータアクセスが実現します。既存の地域と併せ、企業はよりスムーズにサービスを展開できるようになります。将来的には、さらなるリージョンの展開も計画されています。
企業の反応
Deloitte ConsultingのKashif Rahamatullah氏は、マルチクラウドが今後の企業の俊敏性やイノベーションの鍵であるとし、OracleとGoogle Cloudの統合により新たな価値を顧客に提供できると期待を寄せています。InfosysのDinesh Rao氏も、オラクルとGoogle Cloudの連携を利用することで顧客がビジネスの成果を上げられる支援ができると強調しました。
まとめ
新たに強化された「Oracle Database@Google Cloud」は、進化したAI機能や新しいリージョン、パートナー・プログラムを通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるものです。これにより、企業はデータを用いた戦略的な意思決定を行い、さらなる成長を目指すことが可能になります。今後も技術の進化が期待され、企業のニーズに応えた柔軟なデータベース環境が提供されていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
日本オラクル株式会社
- 住所
- 東京都港区北青山2-5-8オラクル青山センター
- 電話番号
-
03-6834-6666