ホウカンTOKYOグループ、新しい訪問看護ステーションをスタート
2023年9月、ホウカンTOKYOグループが新たに訪問看護ステーション「ホウカンSHIZUOKA葵」を全面稼働させました。本ステーションは、看護業務と事務業務を明確に分けることで、看護師が専門性を最大限に発揮できる環境を整備しています。この新たなシステムの導入により、看護の質を向上させるだけでなく、業務の効率化も同時に実現しています。
「ホウカンTOKYO」とは、東京都内で複数の訪問看護ステーションを運営する企業ですが、今回の新設はさらなる業務拡大を目指したものです。これまでも他のステーションでこの運営スタイルが採用されており、その成功を受けて「ホウカンSHIZUOKA葵」でも完全に実現されました。
オペレーションセンターの設立
新たに設立されたオペレーションセンターでは、事務業務が集約・標準化され、訪問看護に関連する事務処理や月次対応、レセプト処理などが一貫して行われる仕組みが構築されています。これにより、現場で働く看護師やセラピストがケアに専念できるよう支援が行われます。
また、在宅医療分野に特化したスマートフォン教育アプリ「在研プラス」の導入も特徴であり、新入職員の教育支援として活用されます。このアプリでは、短い動画や資料を通じて在宅医療の知識を学ぶことができ、学習後にはミニテストでの確認も可能です。
地域密着型の活動
「ホウカンTOKYO」はこれまでに、訪問看護・リハビリステーションとしてアクセスしやすい場所に5つのステーションを運営してきました。そのうちの杉並・中野地区を本部として、台東や荻窪のステーションを直営で管理しています。また、練馬や江東のステーションへの業務支援を行うことで、地域全体での訪問看護の質向上に寄与しています。
医療や介護の枠を超えた教育プログラムの開発にも注力し、地域での勉強会をオンライン化し、毎月300人以上の専門職が参加する「在宅医療研究会オンライン」を運営しています。このように、地元に密着した活動を通じて、地域社会への貢献を目指しています。
今後の展開
ハノン・ケアシステム株式会社は、今後も直営ステーションの展開や、電子カルテの導入、事務業務のアウトソーシング、教育支援といったサービスを通じて、経営の持続可能性を向上させる支援を行っていきます。今回の「ホウカンSHIZUOKA葵」の開設を契機に、より多くのステーションが一貫した質の高いサービスを提供できるよう取り組んでいく方針です。
【ホウカンSHIZUOKA葵の基本情報】
- - 事業所名:ホウカンSHIZUOKA葵
- - 所在地:静岡県静岡市葵区上足洗1丁目6-37
- - TEL:054-294-7030
- - 運営会社:株式会社カメリア
まとめ
「ホウカンTOKYO」の新たなステーションとして始まった「ホウカンSHIZUOKA葵」は、訪問看護の現場における新しい運営モデルを提案します。看護職がより質の高いケアができるよう様々な支援を行うことで、地域医療の充実に貢献していくことでしょう。