自動販売機による新しい流通の創造
オーベラス・ジャパン株式会社が、自動販売機を活用した新たな商品とサービスの流通システムを展開します。この取り組みは、現在の自動販売機の利用方法を再考し、地域特性に合った商品選定を行うというものです。自動販売機は単なる飲料の購入手段としてではなく、地域に根ざした商品の提供者に生まれ変わります。
自動販売機の現状
2022年末時点で、日本国内には約224万台の飲料自動販売機が設置されています。また、商品自動販売機は7.7万台、たばこ自動販売機は9.2万台と、多様な種類が存在しています。しかし、近年の人口減少やコンビニエンスストアの増加により、自動販売機の設置台数は減少傾向にあります。その中で、食品自動販売機は新型コロナによる影響で実店舗の営業停止が相次ぎ、需要を増しています。
新ビジネスの狙い
従来の自動販売機が提供してきた「どこでも、いつでも共通の商品」を「その地域に最適化された商品」に変えることが、本プロジェクトの狙いです。具体的には、地域の特性やニーズを反映した商品を提案することで、単なる自動販売機の出店ではなく、地域とのコミュニケーションの場を創ることを目指します。
さらに、オーベラス・ジャパンでは、誰もが簡単に自動販売機で商品を販売できる共通パッケージを開発し、多彩な商品を扱えるシステムを目指しています。これにより、既存の自動販売機を利用した新たなビジネスモデルとして、地域に根ざした商品提供を行っていきます。
テスト販売の詳細
その第一歩として、2023年11月1日から30日にかけて、東京都千代田区にある秋葉原ベイホテル前の自動販売機で、テスト販売を行います。
販売商品は以下の通りです:
- - ずんだもん・四国めたん ぬいぐるみ:4,200円(2種)、約H13×W6.5×D6.5cm
- - ずんだもん・四国めたんアクリルキーホルダー:1,700円(2種)、約H8.5×W6.0×D2.0cm
- - オリジナルコミック:「むかしむかしこの星に」や「ナイショだよっ!」:各1,500円(2種)、24ページ
- - 日本橋菓房のつまみシリーズ:900円(奈良漬けチーズサンド&いぶりがっこチーズセット)
- - NihonbashiBar Nutsシリーズ:各600円(ラムレーズン味カシューナッツなど)
これらの品は、地元企業やクラフトメーカーとのコラボレーションにより、地域の特色を活かした商品を中心にラインナップされます。
今後の展開
テスト販売の結果を基に、成功を収めた商品はさらに多地域での展開を計画しています。また、本事業に賛同する企業との連携も進め、地域特性に合った新たな商品やサービスの発表をしていく予定です。
会社概要
オーベラス・ジャパン株式会社は、東京都港区に本社を構え、エンタメ業界への新たな挑戦を続けています。企業の成り立ちは不動産業界に根付いており、その経験を活かした新しいビジネスモデルの開発を行っています。もっと詳しい情報は公式ウェブサイト(
oberlous.jp)でご覧いただけます。彼らの「本物」のサービスの提供に対するこだわりは、地域に根ざした商品提供という形で、今後も進化していくでしょう。