学生たちのSDGsへの挑戦!
2025年1月18日、渋谷で行われた「キャリアゲートウェイ2024」ビジネスコンテストグランプリファイナルには、大学1、2年生からなる125名の学生が熱いプレゼンテーションを展開しました。今回のテーマはSDGsであり、参加者たちは各々の社会課題を解決するアイデアを基にアプリを提案しました。
過去最多の参加数
今回のコンテストには、70以上の大学から過去最高の90企画が集まりました。参加学生は、個々の視点から社会の現状を分析し、具体的な解決策としてアプリの使用法を示しました。審査員として参加した14社の企業は、これらのプレゼンテーションを細部まで見守り、最優秀賞を選出するという厳しい戦いが繰り広げられました。
最優秀賞に輝いたのは大妻女子大学に在籍する高橋さんが提案した「駅ナカ専用道案内アプリ COCODOCO」でした。このアプリは、駅の発展に対して案内の整備が遅れているという課題を解決するもので、「ここどこ?!」という疑問を解消することを目指しています。
高橋さんのプレゼンテーションは、特に評価されるポイントが多く、身近な「渋谷」をテーマに選んだことや、一次審査のフィードバックをしっかりと反映してブラッシュアップした点が高く評価されました。また、オーディエンスの関心を引き付けるそのプレゼン力は、一番の魅力だったと言えるでしょう。
その他の受賞企画
優秀賞には2つのアプリが選奨されました。まず、サイバー大学の川本さんから提案された「HELP+EN」は、災害時に孤立した人々とその支援を行う自治体をつなげるアプリです。混乱を避けるために、支援物資の必要性をリアルタイムで把握することができる点がポイントです。少ないリソースで多くを支援するための効率性が強調されました。
もう一つの優秀賞は武蔵野大学の松本さん、森山さん、石垣さん、松井さんらによる「クラビジ」です。これは、大学進学時のミスマッチを解消するために、授業動画を手軽に見ることができるアプリです。実際の学生や大学広報をヒアリングした結果を活かし、双方にとってのウィンウィンを実現するためのサービスとして高い評価を得ました。
企業賞と今後の展望
また、多数の企業から企業賞もあり、それぞれの企業が自らのニーズにマッチした企画に対して賞を授与しました。これにより、企業と学生の架け橋を築くことができました。審査委員長は、「学生の声から多くのインスピレーションを受けた」と述べ、今後の活動への期待を語りました。
このような取り組みを通じて、学生たちは自らのキャリアに対する責任を強く認識し、自己実現へとつながる土台を築くことができるでしょう。今後も「キャリアゲートウェイ」は、さらなる成長と波及効果を目指し活動を続けていく計画です。
学生たちの情熱的なプレゼンテーションからは、未来の可能性が広がる様子が見えました。これからも彼らの挑戦を応援していきましょう。