青森県のオープンイノベーションプログラムが全国企業と共創を呼びかけ

青森県における新たな挑戦、オープンイノベーションプログラム『Blue Ocean』

青森県は、全国の企業との新たな共創の風を取り入れ、持続可能なビジネスの創出を目指した取り組みを始めています。このプログラムは、株式会社eiicon（エイコン）との協力により、青森県内の企業と全国各地の企業が協働することによって、新しい価値を生み出そうとするものです。

『AOMORI OPEN INNOVATION PROGRAM 2025「Blue Ocean」』の概要

青森県とeiiconが共同で進めるこのプログラムは、2025年の9月22日から実施されます。青森県内でのビジネス課題解決を目的としたホスト企業が選定され、これに参加する全国の企業とのマッチングが行われる予定です。

参加するホスト企業たち

今回発表されたホスト企業は、以下の3社です。

1. 株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック
- 募集テーマ: ニンニク・いちごのスマート農業へのアップデート
- 求めるソリューション: 病害虫対策、環境モニタリング技術など。

2. 十武建設株式会社
- 募集テーマ: 未利用の「杉」を活用した地域資材の開発
- 求めるソリューション: 天然素材の性質解明や新用途探求。

3. ブナコ株式会社
- 募集テーマ: 天然木ブナを用いた癒しの空間創出
- 求めるソリューション: ヘルステック関連の技術や設計手法。

オープンイノベーションの意義

このプログラムは、青森県内の企業が自ら抱える課題を解決したり、新しいビジネスを創出するため、先進的な技術やノウハウを持つ企業との連携を促進するものです。昨年度の取り組みでは、多くの成功事例が生まれており、特にスタートアップ企業との協創が大きな成果を上げています。

昨年度の成功事例

昨年度も、いくつかの企業が全国のスタートアップと手を組み、新たな価値を創出しました。たとえば、ある企業は青森の自然素材を利用したスキンケア商品を開発し、また別の企業は、ホタテの貝殻を使った革新的なリサイクル製品を創出しています。

プログラムの今後のスケジュール

今後、2025年の9月22日から約1か月間、共創パートナーの募集が行われます。選考が11月上旬に実施され、その後ホスト企業と共創パートナーの初回ミーティングが11月20日に青森市内で行われる予定です。最終的には、2026年2月下旬に成果発表会が予定されています。

このように、青森県とeiiconが手掛ける『Blue Ocean』プログラムは、企業が新しいビジネスモデルを模索し、真のオープンイノベーションを実現するための貴重な場となることが期待されています。新たな技術やアイデアを持つ企業の参加が待たれています。