Workdayが新体制に突入
2024年11月26日、米国の企業Workday, Inc.は、新設したポジションであるプレジデント兼Chief Commercial Officer(最高商務責任者)にロブ・エンスリンを任命することを正式に発表しました。エンスリンは、同社の売上成長をさらに加速させることが期待されています。
エンスリンの経歴と特性
ロブ・エンスリンは、テクノロジー業界における30年以上にわたる豊富な経験を持つリーダーです。最近では、UiPath社のCEOとして同社の収益を黒字化させ、AI戦略を推進しながら新たな市場での事業拡大を実現しました。また、以前にはGoogle Cloudでのクラウドセールス担当プレジデントとして、セールスオペレーションの強化にも寄与し、大きな売上成長を達成してきました。
特に、SAPにおいては27年間のキャリアを積み、クラウドビジネスグループのプレジデントとして活動しました。彼の国際的な経験は、南アフリカ、アメリカ、ドイツ、日本と多岐にわたります。この豊富なバックグラウンドが、彼のグローバルな視点と業界への深い理解につながっています。
WorkdayのCEOのコメント
WorkdayのCEOカール・エッシェンバックは、「エンスリンは営業チームを構築してきた実績があり、豊富な業界経験があるため、次の成長フェーズを導く理想的な人材です」と述べました。彼のビジョンと取り組みが、Workdayとそのクライアントにとって新たな可能性を広げると信じています。
エンスリンの意気込み
ロブ・エンスリン氏は、任命に際して「Workdayにおける大きな変革の一端を担えることに心躍らせています。独自のデータと革新へのコミットメントを経て、WorkdayがERP市場におけるAIのリーディングカンパニーになると思います。この変革に携わり、共に働き方の未来を創造できることが嬉しいです」と語りました。彼は2024年12月2日付けで新ポジションに就任します。
Workdayとは
Workdayは、企業における人事と財務管理を効率的に行うための先進的なエンタープライズプラットフォームを提供しています。AIを中核に据え、従業員の能力向上やビジネスの先見性を実現するため、10,500社以上の企業が同プラットフォームを採用しています。中小企業からフォーチュン500企業に至るまで、多くの業界にわたる企業がWorkdayを利用しており、今後の成長が期待されています。
新体制への移行が成功すれば、Workdayはさらに強固な立場を築くとともに、顧客に対する価値提供を深めていくことでしょう。