地元産ブドウを使った新たなクラフトビール登場!"Far Yeast Grapevine 2024"
Far Yeast Brewingが、この秋に特別なクラフトビール "Far Yeast Grapevine 2024"を発表しました。本商品は、メルシャン株式会社の「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」とのパートナーシップによって生まれたもので、地元産の摘房ブドウを使用している点が大きな特徴です。2024年10月22日より、Far Yeast Brewing公式Web Storeで数量限定販売され、10月23日からは全国のビアバーや飲食店、量販店でも楽しむことができます。
この新商品は、Far Yeast Brewingが2019年から行っている「Brewed with YAMANASHI」プロジェクトの一環です。このプロジェクトは、山梨県の地元産品を活用し、地域経済の活性化を目指しています。2020年にスタートし、これまでにも桃や梅といった様々な地元の素材を使ったビールが製造されてきました。
「Far Yeast Grapevine」シリーズは、毎年異なるビアスタイルで展開され、特に山梨県で栽培されたワイン用ブドウを使ったビールとしても注目を集めています。今回の2024年版では、「シャトー・メルシャン」の摘房した赤ワイン品種「シラー」と「マスカット・ベーリーA」が使用され、合計540kgのブドウがビール製造に使われています。
摘房とは、果実の成長を促進するために、ブドウの房を間引く作業です。この間引き作業を通じて、栄養がより一層集中することで、より美味しいブドウが育つと言われています。通常、摘房されたブドウはワイン造りには向いていませんが、ビールや発泡酒には適した糖度を持っています。このようにして、食品ロスを削減し、美味しいクラフトビールを生み出すというアップサイクルの取り組みが行われています。
「Far Yeast Grapevine 2024」は、醸造過程において独特な風味を引き出すために、赤ワイン製造の技法である"マセレーション"を取り入れています。この製法では、発酵中のビールにブドウの果皮を浸すことで、果実由来の風味をさらに強化しています。さらにブレタノマイセス酵母を添加することで、チュリーやプラムの香りをプラスし、スパイシーでフルーティな複雑性を持つ一杯に仕上げられています。
今回のビールは、爽快な飲み口と多様な香りを楽しむことができ、これからの季節にぴったりの一品です。また、アルコール度数は6.0%、IBUは10で、飲みやすさと飲みごたえを兼ね備えています。希望小売価格はオープンですので、ぜひ公式Web Storeやお近くの店舗でその味を楽しんでみてください。
Far Yeast Brewingはこのプロジェクトを通じて、地域の農産物の活用や持続可能なビール造りに貢献するとともに、山梨県の魅力を全国に発信することを目指しています。この秋、新たな風味のビールで、地域とのつながりを感じてみてはいかがでしょうか。詳細な情報は
こちらの公式Webサイトで確認できます。