地域の多様な課題に共創で挑む東広島市の新プロジェクト
一般社団法人Work Design Labが、令和6年度の「東広島市地域共創課題解決事業(通称:トルク事業)」の受託者に選定されました。この事業は、東広島市が推進する地域課題の解決を目的としており、住民と外部人材、また市職員の協力によって、地域の様々な問題に取り組むものです。特にデジタル技術とアナログの良さを最適に結び付けながら、より効果的な解決策を模索することが求められています。
トルク事業の背景と目的
トルク事業は、令和3年度から始まり、地域共創型の取り組みを通じて、住民の生活向上を目指しています。この取り組みの一環として、Work Design Lab は昨年度からのテーマに加え、新たに募集された地域課題を採択し、地域のニーズに即した解決策を探っていきます。
令和6年度の具体的な取り組み
令和6年度も、全国で複業人材を活用し、専門家のマッチングを行う中で、地域課題に対する具体的な解決策を見出すことが目指されています。採択されたテーマは以下の通りです。
1.
継続テーマ:Brooklyn Projects/RECEPTION
-
テーマ名:「エクストリームスポーツを通じて、地元愛と起業マインドを醸成」
-
概要:八本松に設置された室内スケートボードパークで、「スケートボード x 英会話」スクールを始め、地元の資源と子供たちの参加を通じて地域文化の発展を促進します。
2.
新規テーマ:合同会社アルステクト
-
テーマ名:「若手人材スキルと地域社会の接点づくり」
-
概要:地域で活躍したい若者と地域社会のニーズを結びつけるプラットフォームの構築を目指します。
3.
新規テーマ:リハビリの家庭教師らいと・うぇい
-
テーマ名:「保険外(自費)の訪問リハビリ事業の推進」
-
概要:少子高齢化による地域の健康問題に挑むため、訪問リハビリを通じて地域住民の健康促進を目指します。
これらの取り組みを通じて、トルク事業は地域の特性を活かしながら、子供たちや若者、そして地域社会自体の活性化を図ることを目指しています。
今後の予定
今後、令和6年11月22日には中間報告会が予定されており、令和7年3月20日には最終報告会が行われる予定です。これらのイベントでは、具体的な取り組みの成果が発表されます。また、進捗状況については、公式ホームページやFacebookアカウントで随時更新される見込みです。
Work Design Labについて
一般社団法人Work Design Labは「イキイキと働く大人で溢れる社会」をビジョンに掲げ、地域企業や地方自治体へのプロジェクトを支援しています。複業実践者によるコミュニティの運営や勉強会も行い、全国各地で積極的に活動しています。
代表理事の石川貴志氏は、地域の課題に対する真摯な姿勢と、実践的な解決策の創出への取り組みが今後の地域活性化において重要であると力説します。