多国籍アーティストが贈る『HINOTORI』東京公演が迫る!
2025年10月11日から14日までの期間、東京都中野区にあるなかのZERO 大ホールにて、小池博史が演出・構成を手掛ける舞台『HINOTORI 火の鳥・山の神篇』と『HINOTORI 火の鳥・海の神篇』が上演される。この作品は、世界42カ国で発表を続けてきた小池博史による多文化・多言語の国際共同制作の集大成となる。
演出家、小池博史の思い
『HINOTORI』は、「火の鳥プロジェクト」の最終章として、ポーランド、マレーシア、ブラジルで制作された作品をもとに、多国籍アーティストたちとの共同制作によって形づくられた。火の鳥の伝説は“死と再生の象徴”とされ、私たちが生きる混沌の時代において、未来への可能性を問う重要なテーマを持っている。これまでの4年間にわたる国際共同制作を経て、観ている者に強く訴えかける作品が生まれた。
未来の可能性を描く舞台
本作は、演劇、ダンス、音楽、美術、映像などが融合し、有機的に結びついて一つの生命体のように立ち上がる舞台を実現している。特に注目すべきは、その音楽の多層性である。ポーランド、マレーシア、ブラジル、そして日本から優れた演奏家たちが集結し、雅楽、南インド古典音楽、ラップ、ジャズなど、さまざまな音楽ジャンルが響き合い、国やジャンルを超えたダイナミックな音のモザイクが観客を包み込む。
文化と言語を超える体験
舞台上では、古典芸能と現代アートが融合し、6つの言語が交錯することで観客に新たな体験を提供する。日本語、英語、ポーランド語、ジャワ語、北京語、ポルトガル語の多彩な言葉が織り成す身体表現は、文化と言語の壁を越えて感覚に直接的に訴えかける。演者は国際的に著名なアーティストたちで、古典芸能の役者やダンスパフォーマー、そして現代アートに携わるクリエイターたちが共演することで、普遍的なテーマが提示される。
現代社会への鋭いメッセージ
舞台で描かれるのは、人工地震、権力の暴走、都市崩壊など、現代が抱える問題であり、私たちの存在に深く関わっている。AIやパンデミック、地政学リスクを一つの視点として捉え、私たちが“生きる意味”をどう問い直すのか。その問いに永続的な対話を挑む『HINOTORI』は、観客に考える機会を提供する。
詳細な公演情報
公演日時は10月11日から14日で、各作品の上演時間は約2時間。チケットは、カンフェティにて発売中で、セット券や割引制度も多彩に用意されている。小池博史が手がけるこの特異な舞台は、「今、観るべき舞台」の一つとして、注目を集めている。
- - 公演スケジュール(各回1時間前ロビー開場、30分前客席開場):
- 10月11日(土)18:00 山の神篇
- 10月12日(日)13:00 山の神篇/18:00 海の神篇
- 10月13日(月祝)13:00 山の神篇/18:00 海の神篇
- 10月14日(火)14:00 海の神篇
- セット券(山の神篇+海の神篇)
- S席セット:17,000円
- A席セット:12,000円
- B席セット:8,000円
- 単独券(山の神篇 または 海の神篇)
- S席:10,000円
- A席:7,000円
- B席:4,500円
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