おもちゃとジェンダー
2024-07-25 16:09:26

ピープルとAIC国際学院京都が新たな教育連携を開始!おもちゃに潜むジェンダーバイアスを考える

ピープルとAIC国際学院京都の教育連携



2023年、ピープル株式会社とAIC国際学院京都初等部は、「おもちゃとジェンダー」に関する授業連携協定を締結しました。この取り組みは、子どもたちが抱えるジェンダーに関連する問題をより深く理解し、自由に遊ぶ機会を提供することを目的にしています。

連携の背景



ピープル株式会社は、2022年4月に「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」という理念を掲げ、事業活動を通じてこの理念の実現に向けて取り組んできました。子どもたちが持つ好奇心は、それぞれの個性から生まれるものですが、大人たちの持つ「男の子用」「女の子用」というおもちゃに対する固定観念が、子どもたちの自由な選択を妨げている現状があります。

例えば、おままごとやお人形が大好きな男の子が、周囲の無邪気な一言でその楽しみを奪われてしまうこともあります。このようなジェンダーバイアスは、子どもたちの成長を阻害し、個性的な発達に悪影響を与える可能性があります。そこで、ピープルはこの課題に真摯に向き合うことを決意し、AIC国際学院京都初等部と連携する運びとなりました。

具体的な取り組み内容



2024年度の授業は、AICの国際バカロレアプログラムの一環として始まります。子どもたちは、プロジェクト学習を通じて「人間関係は私たちの選択と行動によって影響を受ける」というテーマに基づき、実際の授業でジェンダーバイアスを考えていきます。

具体的な授業の流れ



  • - 6月27日(木):初回の授業が実施され、ピープルの代表である桐渕が講師を務めます。子どもたちには、「お人形が好きな男の子にどう声をかけるか?」などの問いかけが行われます。これにより、子どもたち自身がジェンダーに関する認識を深めることが期待されます。
  • - 7月9日(火):第2回の授業では、性別によるおもちゃや遊びの選択に関する問題を子どもたちが認識し、自らが「おもちゃとジェンダー子ども大使」として解決策を導き出します。
  • - 8月2日(木):NIE全国大会京都大会にて、子どもたちと共にジェンダーバイアスの課題解決に向けた公開授業が行われます。ここでは、メディアを通じての情報発信方法も考えられ、参加者を巻き込んだ活動が期待されます。

教育現場の声



AIC国際学院京都初等部の校長、ジョージ・クマザワ氏は、静観する時代は終わったと語ります。子どもたちが世界で活躍するためには、Social Justiceについての意識を高め、スキルを身につけることが不可欠であり、コミュニティを巻き込んで新たなムーブメントを生み出す必要があると強調しました。このような教育の中で、子どもたちが自ら起点に立つことが重要だというメッセージが伝えられています。

会社の背景



ピープル株式会社は1979年に設立し、現在では玩具を中心とした多様な商品を展開しています。「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい」というビジョンを基に、今後もさらなる挑戦を続けていくことが期待されています。

この連携協定により、子どもたちが自由に遊び、創造性を発揮できる環境づくりが進むことを期待しています。ジェンダーバイアスの解消に向けた子どもたちの取り組みに、今後も注目が集まります。


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会社情報

会社名
ピープル株式会社
住所
東京都中央区東日本橋2-15-5VORT東日本橋
電話番号

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