Fortanixが日本市場に進出し、企業向けデータセキュリティを強化

Fortanix、日本市場に本格参入

米国カリフォルニア州サンタクララに本社を置くデータセキュリティのリーダーであるFortanix, Inc.は、現在進展するクラウド移行や高まるデータセキュリティのニーズを受け、日本市場への進出を発表しました。このことにより、同社は企業向けにトップクラスのデータセキュリティソリューションを提供し、日本の企業が直面する複雑なデータ保護の課題に対応することを目指しています。

日本のデータセキュリティの現状

日本は世界を代表する経済大国であり、各業界では厳格なデータセキュリティが求められています。FortanixのCEO、アーナンド・カシュヤプ氏は、日本の市場が同社にとって非常に重要であることを強調しており、マルチクラウドやハイブリッド環境の進展によって、従来の安全対策だけでは不十分であることが明らかになってきていると述べています。この変化に対して、Fortanixは「データファースト」のアプローチで対処支援を行う考えを示しています。

Fortanixのデータセキュリティソリューション

同社は、マルチクラウドおよびハイブリッドアプリケーション環境における効果的なデータエクスポージャ管理を目的とした、Fortanix Data Security Manager (DSM)を中心にサービスを展開しています。このプラットフォームは、エンタープライズ鍵管理、データマスキング、コード署名、AIデータの安全な検索など、さまざまな機能を備えており、どんな環境でもデータの保護とセキュリティを確保します。

AB社の花田氏は、Fortanix DSMを導入することにより、自社のクラウド移行に伴うセキュリティ機能の実装が可能になり、より安全なOAインフラを実現したと報告しています。また、ドリーム・アーツの山本社長も、Fortanixとの統合によって顧客データのセキュリティを高められたことを強調しています。

強力なパートナーシップの強化

Fortanixは、販売パートナーのマクニカアルティマカンパニーとソリューションパートナーのドリーム・アーツの協力を得て、日本市場への進出を加速します。マクニカアルティマカンパニーの尾﨑氏は、このタイミングでの進出は、急速に進化するセキュリティ環境において必要なソリューションを提供することが重要だと述べています。これにより、業界をリードするデータセキュリティを日本の顧客が安心して使用できると期待されています。

セキュリティデイズ春2024への出展

Fortanixは、2024年3月12日から15日まで東京で開催される「Security Days Spring 2024」に出展し、ブース番号B07で自社のソリューションを紹介します。参加者にはDSMプラットフォームのデモや関連機能の詳細を体験を提供する予定です。

Fortanixについて

Fortanixは、データセキュリティの専門企業として広く知られています。彼らは、データエクスポージャーの管理を最優先事項としており、従来のセキュリティ手法では対処できないリスクに対応するためのイノベーションを提供しています。客観的な評価に基づき、最高のセキュリティを提供することで、企業がコンプライアンスを遵守できるように支援を提供します。

このように、日本市場への参入を果たしたFortanixは、今後のデータセキュリティ分野における重要なプレーヤーとなることでしょう。