次世代の米づくりを学べる「未来のたんぼ見学会」開催のお知らせ

次世代の米づくりを体験しよう！

山梨県中央市で、たとみ農園株式会社が2025年9月4日に開催する「未来のたんぼ見学会」が期待を集めています。このイベントでは、新しい米づくりの手法である「乾田直播」とドローンを活用した栽培方法を実際に見ることができ、山梨の農業の未来に触れる貴重な機会となっています。

農業の革新に取り組むたとみ農園

たとみ農園は2011年に設立され、農業の現実的な課題と可能性に向き合ってきました。県内でもいち早くドローンを導入し、効率化・省力化を目指しています。特に、「乾田直播」は水を張る前の乾いた田に種もみを直接まく手法で、従来の苗を育ててからの田植えの手間を省くことができる画期的な栽培方法です。その結果、育苗や田植えの作業負担が軽減され、コストの削減や柔軟な作期の調整が可能になります。

未来のたんぼ見学会の概要

見学会では、実際に「乾田直播」の手法を用いた圃場を見学し、ドローンによる農薬散布の実演を見ることができます。また、農業の最新の実情や他地域での取り組みを紹介し、参加者にとって有意義な情報が提供される予定です。日時は2025年9月4日(木)午後2時からで、受付は13時30分から行われます。現地はたとみ農園のDDSR圃場で、駐車スペースに限りがあるため、事前の連絡が推奨されています。

持続可能な農業の重要性

現在、日本の農業はさまざまな課題に直面しています。人口減少や高齢化、気候変動などが影響し、従来の農業方法では持続性が保てない状況です。しかし、たとみ農園のように新しい技術を導入することで、これらの課題を克服し、次世代へとつなげる農業が可能になります。乾田直播はその一環として注目されており、他県でも成功例が見られています。