未来を見据えたみかん作りのイベント
長崎県佐世保周辺、特に「西海(さいかい)」地域で生まれる甘さが明確なブランドみかん、「味まるみかん」と「味っ子みかん」。この地域は、糖度基準を設け、品質を維持しつつ、100年先の未来を見据えた農作物の生産に取り組んでいます。これを記念して、2023年11月7日と8日の二日間、東京で「西海みかんエールマルシェ」が開催されます。会場は大手町のオオテモリと、新宿サザンテラスです。
無料みかんサンプリング
このマルシェでは、日本人の平均購入量の100年分、つまり約250キロの「味まるみかん」と「味っ子みかん」が無償で提供されます。来場者は、試食や紙くじを通じて、これらのみかんを味わうことができるのです。さらに、その場での購入方法や後日のオンラインでの注文も案内され、訪れた人々が直接この美味しさを体験できることを目的としています。
新しい甘さの基準を提示
みかんの人気が小玉にシフトしている昨今、大玉みかんが糖度で批判されることもあります。しかし、西海産のみかんは、大玉でも糖度12度以上を誇り、全ての基準を満たした「甘い」みかんです。このイベントを通じて、「大玉でも甘い」という新たな常識を広め、消費者にその魅力を体感してもらうことが狙いです。
過去の消費量の変遷
温州みかんの購入量は、1973年の約30kgから2022年には約2.5kgにまで減少してしまいました。この変化に踏まえ、JAながさき西海では、高品質と糖度管理を徹底し、消費者に再びみかんを人気商品として認知してもらうための活動を行っています。また、野富株式会社による消費者アンケートも実施し、データを産地に還元することで更なる品質向上を目指します。
マルシェの詳細
開催日時と場所:
- - 11月7日(金)オオテモリ(大手町)11:30〜19:30(雨天決行)
- - 11月8日(土)新宿サザンテラス11:00〜19:00(天候により中止の可能性あり)
会場では、みかんやみかんジュースの販売や、アンケートに答えた方へのみかんのプレゼントが行われます。生産者も参加し、皆様に西海の魅力を伝えます。
参加の意義
このマルシェは、消費者と生産者が直接触れ合う大切な機会です。「食べて、知る、応援する」というサイクルの中で、西海ブランドみかんの価値を再認識できるイベントを共に盛り上げていきましょう。
東京の中心で、みかんの未来を担うお手伝いをしてみませんか。
会社情報
本イベントを主催する野富株式会社は、1980年創業の仲卸業者で、青果物に特化しています。全国各地への迅速な配送体制を整え、高品質の果物を届けています。経済や流通の面からも、日本の農業を支える重要な存在です。
このマルシェを通じて、長崎からの新たな風を感じていただければと思います。
取材や撮影も可能ですが、事前にお問い合わせください。
お問い合わせ先: 西海みかんマルシェ実行チーム(八下田)
TEL:03-5492-3407
E-mail:
[email protected]