クリプトサルベージ
2022-04-05 10:30:05

新しい時代のデジタル遺品整理「クリプトサルベージ」とは

新しいデジタル遺品整理「クリプトサルベージ」



最近、デジタルデータの遺品整理が重要なテーマとなってきていますが、その中でも特に注目を集めているのが、株式会社ブレイバーによる新サービス「クリプトサルベージ」です。このサービスは、故人が所有していた暗号資産の調査や救出を専門に行うもので、適切な相続を実現するために設計されています。

データサルベージの歴史と新たな取り組み



株式会社ブレイバーは2015年4月に「デジタル遺品サービス」を日本で初めて開始し、テレビや新聞でも取り上げられ多くの反響がありました。その後、2022年に「クリプトサルベージ」という暗号資産に特化したサービスを新たにスタートしました。これはデジタル遺品という概念が提唱されてから7年が経過したこのタイミングで、特に増加する暗号資産の遺族へのサポートが不可欠であるとの観点から生まれたサービスです。

暗号資産は今や多くの人々に利用されており、2022年1月には国内で取引された額が1兆3743億円を超え、326万件もの暗号資産口座が稼働しています。このような背景の中、高齢者やその家族が暗号資産を保有しているケースが急増していることから、必要性が高まっているのです。

暗号資産救出サービスの詳細



「クリプトサルベージ」は、故人の暗号資産を発見したり、救出したりするための調査を行います。具体的には、取引所や交換所に預けられていた暗号資産だけでなく、昨年のトレンドであるNFTにも対応しています。また、現存する暗号資産口座が故人によって見つけられなくなった場合にもサポートを提供します。

対象となるデバイスは、パソコン(Windows、Mac、Linux)やスマートフォン、タブレット(iOS、Android)、さらにはハードウェアウォレットです。対応する取引所は、国内外で100ヵ所以上に及び、ビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号資産を含む10,000種類以上の暗号通貨を扱っています。

料金プラン


サービスの料金は、調査費が30万円、成功報酬は10%から22%となっています。また、資産管理や損益計算をサポートするサービスも提供しており、税務上の手続きに関しても専門家の紹介が可能です。

クリプトサルベージの社会的意義



このサービスは単に故人の暗号資産の救出を行うだけでなく、適切な相続手続きを通じて遺族の将来を守るという意味でも大きな意義を持っています。故人が暗号資産を活用していた場合、その情報を把握していない遺族にとって、貴重な資産が埋もれてしまう可能性があります。従って、「クリプトサルベージ」は遺族に対する資産サポートを行い、未申告のままになることを回避し、税収へも寄与することが期待されています。

企業としての実績と信頼



株式会社ブレイバーは1988年の設立以来、20年以上にわたりデータ復旧サービスに従事してきました。官公庁から民間企業に至るまで幅広く取り引きがあり、データ復旧の分野で確かな実績を持ちます。特に、技術の進化が求められるブロックチェーン関連の開発にも積極的に取り組んでおり、社会のデジタル化にともない必要とされるサービスを提供し続けています。


「クリプトサルベージ」は、デジタル遺品整理の新しい1ページを刻むことでしょう。これからの時代に求められる正しい相続や資産管理をサポートし、遺族の未来を守る役割を果たしています。

会社情報

会社名
株式会社ブレイバー
住所
葛飾区高砂8-28-10マハセラヴィ高砂 2F
電話番号
050-1742-2018

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