南三陸訪問の意義
2024-09-09 17:02:15

台湾プロバスケチームが南三陸町を訪問し復興の絆を実感

台湾プロバスケチームが南三陸町を訪問



2024年9月6日、台湾のプロバスケットボールチーム「フォルモサ・ドリーマーズ」が日本の南三陸町を訪れ、地元の震災復興の歴史と町の人々との交流を深める貴重な機会となりました。この来訪は、台湾の友好と支援に感謝する意義のある行事でした。

来館の目的と背景



南三陸町は、東日本大震災の影響を受け、地元の医療機関を失い、多くの町民が困難な状況に置かれました。しかし、台湾を始めとする多くの支援を受けながら、復興の道を歩んできました。この背景を理解するために、フォルモサ・ドリーマーズの選手たちは「南三陸311メモリアル」を訪れました。この施設は、震災の教訓を学ぶための場所であり、多くの人々が犠牲になった歴史を伝える役割を担っています。

来館した選手たちは、震災当時の町の様子や、復興の過程を学ぶためのラーニングプログラムに参加しました。このプログラムでは、震災で被災した町民の証言映像を通じて、過去の出来事を振り返りながら復興の意義を感じ取ることができました。

交流イベントの内容



選手たちは、南三陸町での訪問の一環として、町内の志津川保育所で子どもたちとの交流セレモニーにも参加しました。ここでは、台湾からの支援や温かな思いに触れ、どのように町が再建されてきたかを学びました。また、南三陸町の復興の象徴である南三陸病院や震災の痕跡を残す旧防災対策庁舎を見学し、太平洋を挟む台湾との絆を感じる瞬間ともなりました。

選手たちは、震災の証言映像を見ながら、強く生きることの大切さや、「諦めない精神」に感銘を受けたと語っています。特に、フォルモサ・ドリーマーズの選手の一人、林俊吉(リン・ジュンジ―)選手は、今回の訪問を通しての学びを語り、「復興に向けて前進する皆さんの強さから勇気をもらった」と述べました。

台湾との継続的な交流



この訪問は単なる交流にとどまらず、南三陸町と台湾の関係をさらに深化させる第一歩となります。震災後、台湾の赤十字社からの支援により、南三陸病院が再建され、感謝の気持ちを表す記念碑も設立されました。このように、双方の理解を深め、今後も相互交流が続くことが期待されます。

南三陸町では、台湾の教育旅行やインターンシップ受け入れも行っており、両地域の文化と歴史を深く理解するための取り組みが続いています。今後の交流イベントにおいても、お互いの文化や研究を深め、地域の発展を共に目指す意義を大切にしていく必要があります。

南三陸311メモリアルについて



南三陸311メモリアルは、2022年に設立された震災伝承のための施設です。ここでは、防災や減災について考えるプログラムを提供しており、住民の体験や思いを伝える展示が行われています。このメモリアルにおけるラーニングプログラムは、参加者が自らの行動について考える機会を与え、未来の災害に備えた意識を高めることを目指しています。

南三陸町の復興のための努力は、多くの人々の心に響いています。この地域を訪れることで、震災の記憶と共に、そこから学び取った教訓を深く理解することができるでしょう。そして、台湾との深い絆を大切にし、未来に向けた新たな交流を育んでいくことが求められています。

公式サイト: 南三陸311メモリアル

所在地: 宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町200番地1

電話: 0226-28-9215

開館時間: 9:00~17:00(火曜日休館)


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会社情報

会社名
一般社団法人南三陸町観光協会
住所
宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町200番地5
電話番号
0226-47-2550

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