SPEEDIO遠隔サポート
2024-11-05 12:55:42

ブラザー工業が新たに提案するSPEEDIO向け遠隔サポートの全貌

ブラザー工業と新たな挑戦



ブラザー工業株式会社は、製造業界の変化と人手不足という課題に応えるために、コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO」シリーズ向けの新サービス「遠隔サポート」の提供を今月末に開始することを発表しました。この新サービスは、顧客の作業現場における機械トラブルを最小限に抑え、迅速な対応を可能にするものです。特に、JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)でのデモ展示が待たれます。

製造業における人手不足の現状



近年、多くの企業が直面している生産現場での人手不足は深刻化しています。特に技能を持つ人材が不足する中、工作機械の保全担当者を確保することが重要な課題となっています。生産ラインでの機械故障は避けられませんが、生産が停止する時間をどれだけ短縮できるかが、企業の競争力を左右します。これを踏まえ、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が求められていますが、導入ハードルが高いケースが多々あります。

遠隔サポートの特長



ブラザーの新サービス「遠隔サポート」は、SPEEDIOに取り付けるサービスキットを使用して、顧客の機械情報をネットワーク経由で収集し、迅速な支援を提供します。以下がその主な特長です。

簡単接続



遠隔サポートキットは、機械の制御盤内に設置される「保守装置」、「アンテナ」、および操作パネルの「サービスコールスイッチ」から構成されています。設置後すぐに接続可能で、即日からサービスを利用できることが大きな利点です。さらに、主軸の振動を監視する「主軸センサ」との組み合わせも選択可能です。

すぐつながり診断



万が一に機械に異常を感じた場合、サービスコールスイッチを押すだけで、故障の原因を特定するためのアクションが始まります。これにより、ブラザー側で該当する機械の情報を迅速に取得し、状況把握が行えるため、顧客にとっては非常に助かるシステムです。

いつでも異常監視



事前に特定のエラーと連絡先を登録しておくことで、顧客に対して適切なタイミングでエラーメールが通知されます。これにより、現場に常駐する必要がないため、効率的な業務運営が実現されます。

気になる変化を分析



ブラザーからは、月次レポートで機械の動作状態が見える化され、より深い分析が可能です。主軸センサを追加することで、振動データも解析され、故障の兆候を事前にメールで通知することができます。

特別価格とサービス内容



対象機種はSPEEDIO6シリーズであり、初年度の参考価格は、遠隔サポートキットとサービスをセットで3万円、主軸センサを追加する場合は18万円となっています。2年目以降は、遠隔サポートサービスのみで2万円/年の費用がかかります。

まとめ



生産現場の高まる要求に応えるため、ブラザー工業が提供する新しい「遠隔サポート」は、次世代の製造業における最先端の解決策を提供します。これにより、効率化された生産環境が実現し、企業の競争力向上に貢献することが期待されます。今後のサービス展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
ブラザー工業株式会社
住所
愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15-1
電話番号
052-824-2072

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